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日本オラクル、データベースの保護に特化したエンジニアド・システムを提供開始
日本オラクル、データベースの保護に特化した初のエンジニアド・システム「Zero Data Loss Recovery Appliance」を提供開始
「Oracle Database」のデータを包括的に保護する新製品により、データ損失を防いで可用性を維持
<発表の概要>
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 兼 CEO:杉原 博茂)は、「Oracle Database」の保護に特化して設計された初のエンジニアド・システム製品である「Zero Data Loss Recovery Appliance(ゼロ・データロス・リカバリー・アプライアンス)」の国内提供を本日より開始することを発表しました。きわめて拡張性の高いこのアプライアンスは、比類のないデータ保護、効率性、拡張性をもたらします。
<発表内容>
・日本オラクルは、「Oracle Database」のデータ損失を限りなくゼロに抑える初のエンジニアド・システム製品である「Zero Data Loss Recovery Appliance」を国内で提供開始します。
・既存のデータ保護ソリューションは、データベースを、データ整合性やパフォーマンス、可用性といった個別の要件を持つトランザクション・システムとして扱うのではなく、単なるコピー対象のファイルとして扱うため、顧客のデータベースに対するニーズに対応できませんでした。
こうしたソリューションでは、ビジネスのデータは失われ、エンド・ユーザーにもその影響がおよび、展開や管理も複雑化、細分化する可能性があります。「Zero Data Loss Recovery Appliance」は、こうした課題に正面から取り組み、高度なデータ保護技術と「Oracle Database」とを密接に統合しました。
・現在のデータベース復旧ソリューションでは、通常は最後のバックアップ以降に生成されたデータがすべて失われ、多くの場合は数時間から数日分の重要なデータが犠牲になります。
「Zero Data Loss Recovery Appliance」は、本番用のサーバーやネットワークに対するバックアップの負荷を大幅に削減できるため、長時間のバックアップ・ウィンドウ(*)が実質的に不要になります。
*データのバックアップのために業務やシステムを停止すること
・きわめて高い拡張性により、単一の「Zero Data Loss Recovery Appliance」で数千のデータベースの保護要件に対応できるため、異なる種類のバックアップ・システムを導入した場合のコストや複雑さを回避できます。
・「Zero Data Loss Recovery Appliance」の主な特長は以下の通りです。
o データ損失の防止:独自のデータベース統合により、REDOデータ(*)をアプライアンスに継続的に送信し、最新のトランザクションをリアルタイムで保護して、データを失うことなくデータベースをリストアできます。また、バックアップ・データのブロックレベルでのデータ整合性チェックを行うため、本番用データベースやバックアップのデータ破損対策も合わせて行うことができます。
*REDOデータ:データベースの変更履歴を記録したデータ
o 本番への影響の最小化:「Oracle Database」に組み込まれたバックアップ・アルゴリズムは、変更データのみをアプライアンスに送信するため、本番用データベースへの影響や、I/Oトラフィック、およびネットワークの負荷を最小化できます。高コストのバックアップ処理は、すべてアプライアンスにオフロード(*)し、負荷を軽減できます。
*処理の一部を他のシステムに移して負荷を軽減させる仕組み
o テープ・アーカイブのオフロード:データベースのバックアップを低コストのテープ・ストレージに直接アーカイブできるため、本番用データベース・サーバーの負荷を軽減できます。アーカイブ処理は昼夜を問わず実行でき、テープ・ドライブの使用率が向上します。
o 任意の時点へのリストアが可能:アプライアンスに格納されているデータベースの変更データを使用して、希望する時点における完全なデータベースのコピーを仮想的に作成できます。
o クラウドスケールの保護:単一の「Recovery Appliance」として提供されるため、データセンター内または地域内の数千に上るデータベースのデータ保護要件に対応できます。
システムのダウンタイムなしに、ストレージの容量をシームレスにペタバイト単位に拡張可能です。
o 災害からのデータ保護:遠隔地にある「Recovery Appliance」にリアルタイムでデータを複製できるため、サイト障害からビジネスのデータを保護できます。データベース・ブロックは継続的に検証され、送信や処理のあらゆる段階でのデータ破損を防ぎます。
・日本オラクルが10月22日(水)・23日(木)に開催する「Oracle Days Tokyo 2014」の以下セッションにて本製品について紹介します。
「『Zero Data Loss Recovery Appliance』によるデータベース保護の革新
〜これからの高可用性アーキテクチャ〜」
日時:10月22日 午後3時30分開始
詳細:https://itmedia.smartseminar.jp/public/session/view/1412
<参考価格>
ハードウェア最小構成:3,152万円(税抜)から
<製品写真>
http://japanmediacentre.oracle.com/ImageLibrary/detail.aspx?MediaDetailsID=276
<参考資料>
・「Zero Data Loss Recovery Appliance」製品ページ(*)
・データシート(*)
*英語のみ
<日本オラクルについて>
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。
「No.1クラウドカンパニー」を目指し、クラウド環境とお客様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計され、ビッグデータから情報価値を創出する製品群の提供と、それらの利用を支援する各種サービスの事業を展開しています。
2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp
<日本オラクル公式ソーシャルメディアチャネル>
・Facebook https://www.facebook.com/OracleJP
・Twitter https://twitter.com/Oracle_Japan
<オラクルについて>
オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/をご覧ください。
*OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。
文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。
※パートナー各社の「Zero Data Loss Recovery Appliance」への取り組みなどは添付の関連資料を参照
以上