イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

VGJ、電気自動車「e−up!」と「e−Golf」を2015年に日本で発売

2014-10-18

フォルクスワーゲン、2台の電気自動車「e−up!」と「e−Golf」を日本に導入
国内唯一の5ナンバー、4ドアの「e−up!」、「e−Golf」はEVの新たなスタンダードに


 フォルクスワーゲン グループ ジャパン株式会社(代表取締役社長:庄司 茂、本社:愛知県豊橋市、略称:VGJ)は、国内の電気自動車(以下:EV)市場では唯一、5ナンバーサイズとなる4ドアハッチバックの「e−up!(イー・アップ!)」と、世界のベンチマークカーである「ゴルフ」のEV仕様である「e−Golf(イー・ゴルフ)」の2モデルを来年日本に導入します。「e−up!」の全国希望小売価格は366万9千円(税込)で、2015年2月1日(日)から全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで受注を開始します(納車は年央の予定)。一方、「e−Golf」については、発売は2015年年央の予定で、今回はモデルの仕様、諸元などの製品情報を公開し、価格については、後日あらためて発表します。

[e−up!とe−Golfを皮切りに、日本でも電動パワートレインの導入を加速]
 環境先進国のドイツを拠点に、世界的な自動車の生産と販売を行うフォルクスワーゲンAG(本社:ドイツ連邦共和国ニーダーザクセン州 ウォルフスブルグ市)は、化石燃料に依存しない次世代モビリティへのひとつの回答として「EV」を開発、商品化し、今後、ますます多様化が進む社会や個人のライフスタイルに対応するとともに、地球規模における自動車による環境負荷の低減に対応してまいります。フォルクスワーゲンは、これまでも内燃機関の効率を大幅に向上させたダウンサイジング エンジンのTSI(ガソリン直噴過給エンジン)やTDI(ディーゼルエンジン)と、デュアルクラッチ トランスミッション(DSG)などの革新的なパワートレイン技術を開発して、二酸化炭素(以下:CO2)の排出削減を進めてきました。VGJも、輸入車ブランドNo.1の販売シェアを維持する日本市場において、フォルクスワーゲンならではの高い完成度を持つ魅力的なEVやプラグイン ハイブリッド(以下:PHEV)など、環境負荷の少ないクルマを導入することで、これまで以上に、クルマ本来の運転する楽しさとエコを両立したライフスタイルを力強くサポートするとともに、より多くのお客様の共感を得ながら、「持続可能なモビリティ」を加速してまいります。

[“e−drive for everyone.”―電気自動車を特別なものにしない―]
 フォルクスワーゲンは、自動車メーカーとしての経済および環境における責任を果たし、持続可能なモビリティを実現するために、これまでもさまざまな企業努力を行ってきました。自動車の開発と製造については、近年、従来型のガソリン、ディーゼルエンジンなど、内燃機関のダウンサイジングを世界に先駆けて商品化するとともに、車体構造の大胆なモジュール化に取り組み、抜本的に自動車の生産方法を見直してきました。例えば、スモールカーの「up!」では、開発当初から電気自動車用システムの搭載を想定し、同様に「ゴルフ」でも、「モジュラートランスバース マトリックス(以下“MQB”)」と呼ばれるモジュラー設計を考案し、内燃機関をはじめ、ハイブリッドやPHEV、電気、天然ガス、さらに燃料電池など幅広いパワートレインを搭載できるようにしています。このように、“MQB”などを採用したことで、車両設計の自由度が増し、それぞれの市場のニーズに合わせて、デザインやパワートレインを柔軟に選択できるとともに、世界的に高品質なクルマを適切な価格でお客様に提供できるようになりました。
 もともと、初代「ビートル」や「ゴルフ」など、「ピープルズカー(人々のためのクルマ)」を世界中の人々に提供してきたフォルクスワーゲンが、「e−up!」と「e−Golf」など、現代を代表する「フォルクスワーゲン」をベースに電動化した理由は、価格や航続距離などの課題はあるものの、排気ガスを出さず、クリーンかつ静粛性に優れた電気自動車は、一定のお客様のニーズを満たし、新しいモビリティとして受け入れられる可能性があると判断したためです。
 フォルクスワーゲンのEVは、これまでの内燃機関を搭載するクルマと同じように容易に扱え、気持ち良く運転できるため、EVが決して「未来」のクルマではなく、条件さえあえば、誰もが日常的に乗れる時代が近づいていることを予感させてくれます。今後は、バッテリーの性能向上やコストの低減、航続距離の大幅な改善も見込まれることから、EVやPHEVが、そのシェアを大きく伸ばすであろうと予測されています。ドイツ政府は、2020年までに100万台のEV、PHEVを普及させる目標を掲げています。フォルクスワーゲンも2020年には、総生産台数の3%前後がEVやPHEVになると予測しています。限りある化石燃料からの再生可能エネルギーへのシフトや地球温暖化ガスの削減という地球規模の課題を克服するためには、いまから“eモビリティ社会”に向けた準備を加速していかなければなりません。

■e−up!
 環境に優しい究極のシティコミューター
 「e−up!」は、全長わずか3.54mのシティコミューター、「up!(アップ!)」をベースに電動化したEVです。この「e−up!」の大きな特徴は、運転のし易さとシンプルでバランスの取れたデザインです。そして、特別なEV専用車ではないため、ドライバーは違和感なく、これまでにない静けさの中で、フォルクスワーゲンの最新EVをストレスなく運転することができます。「e−up!」は、エネルギー容量18.7kWhのリチウムイオン電池(重量:230kg)を床下にバランスよく配置した結果、スモールカーの常識を超える高い安定感と上質な乗り心地を実現しています。204個のセルで構成されるバッテリーは、最大出力60kW(82ps)、最大トルク210Nmの性能を持つ小型モーターに最大374Vの電圧を供給し、12.4秒で時速100キロ、最高速度の130km/hまで力強く、スムーズに加速させます。
 満充電時の航続可能距離は、走行及び気象条件などによって異なりますが、JC08モードでは185kmとなっています。また、専用のドライビングプロファイル機能により、ドライバーは、「Normal」、「ECO」、「ECO+」という3つの走行モードを自由に選択して、より省電力な走行を行うことで、航続距離を少しでも長く伸ばすことができます。そのほかにも「e−up!」には、フォルクスワーゲンEVファミリーのアイデンティティである専用のデザインと、ユニークな機能のひとつである4段階の回生ブレーキシステムを搭載するほか、200Vの普通充電ポートと外出時の急を要する充電にも対応できるよう、日本の急速充電規格である“CHAdeMO”用の充電ポートを標準装備しています。充電量がゼロの状態から満充電までに要する時間は、200Vの普通充電で約8時間、急速充電では、約30分で約80%充電することができます。なお、「e−up!」と「e−Golf」に搭載する電気モーター、ギアボックス、バッテリーシステム、付属電子装置ならびに制御ソフトなどは、すべて、フォルクスワーゲンが自社で開発、製造しています。

■e−Golf
 環境への負荷が最も少ない究極のゴルフ
 「e−Golf」は、フォルクスワーゲンの革新的な生産モジュールである“MQB”に基づいて開発された、来るべき次世代フォルクスワーゲンの最先端を走るモデルです。昨年、輸入車初となる“日本カー・オブ・ザ・イヤー2013−2014”(日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会主催:http://www.jcoty.org/)の栄冠に輝いたことで、世界的なベンチマークカーとしてのポジションを確固たるものにした7世代目の「ゴルフ」をベースに電動化しています。
 「e−up!」同様、床下にバランスよくリチウムイオン電池を配置したことで、電動化との相乗効果も加わり、さらなる静粛性と重厚感、安定した乗り心地を実現しています。エネルギー容量24.2kWhのリチウムイオン電池の重量は318kgで、264個のセルで構成されています。最大出力85kW(116ps)、最大トルク270Nmの小型モーターには、最大323Vの電圧が供給され、車重1.5トンの「e−Golf」を、わずか10.4秒で時速100キロ、最高速度の140km/hまで加速させます。
満充電時の航続可能距離は、走行、気象条件などにより異なりますが、JC08モードで215kmとなっています。「e−Golf」の外観も「e−up!」と同じように、フォルクスワーゲンEVのデザイン アイデンティティを踏襲するとともに、インテリアもシートステッチにイメージカラーの“ブルー”をアクセントとして用いています。
 充電ポートも2個(普通充電200V+急速充電CHAdeMO)標準装着しています。充電量がゼロの状態から満充電までにかかる時間は、200Vの普通充電で約9時間、急速充電では、約30分で約80%充電できます。
 「e−Golf」に搭載するフォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”は、電力消費およびエネルギーの回生状況をモニタリングして、航続可能距離をわかり易く表示するとともに、車両のセッティングによる電力消費も計算して、バッテリーを再充電しなくても往復できる可能性があるエリアを360°で表示します。さらに、外出先で充電したい場合には、充電スポットの地図表示機能を使うと、最寄りの充電スポットを案内、表示します。
 「e−Golf」は安全面も万全です。昨年6月から販売を開始した日本仕様の「ゴルフ」に標準装備する最先端の安全技術、プリクラッシュブレーキシステム“Front Assist Plus”と追突時の二次被害を軽減するためのマルチコリジョンブレーキシステムに加え、事故発生の直前に、自動的にシートベルトを巻き上げたり、開いている窓やスライディングルーフを閉めるプロアクティブ・オキュパント・プロテクションなども、すべて「e−Golf」に標準装着しています。そのほかにも、「e−up!」同様、ドライビングプロファイル機能と4段階の回生ブレーキの選択が可能であることに加え、日本仕様には、冬季の暖房による電力消費を抑えるためのヒートポンプを標準搭載しています。

 「e−up!」と「e−Golf」の広報資料ならびに広報写真は、下記フォルクスワーゲン プレスクラブからダウンロードしてご利用ください。>>http://www.volkswagen-press.jp/

 *リリース詳細・製品画像は添付の関連資料を参照


●お客様お問い合わせ先
 フォルクスワーゲン カスタマーセンター
 tel.0120−993−199


Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版