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横河電機、工業用チャートレコーダー「μR10000/μR20000シリーズ」を機能強化
工業用チャートレコーダ「μR10000/μR20000シリーズ」を機能強化
〜SDカードスロットの搭載により電子データでの記録が可能に〜
横河電機株式会社(本社:東京都武蔵野市 代表取締役社長:西島 剛志)は、工業用チャートレコーダ「μR10000/μR20000シリーズ」にSDカードによる電子データ記録機能を追加した、ハイブリッドの「μR10000/μR20000シリーズ」を開発、2015年2月中旬から販売を開始しますのでお知らせします。
※製品画像は添付の関連資料を参照
■開発の背景
レコーダ(記録計)は、さまざまな産業の生産現場や開発現場等において、温度、電圧、電流、流量、圧力などのデータの収集・表示・記録に使用される機器です。近年では、電子媒体にデータを記録するペーパレスレコーダが主流になりつつありますが、中国、韓国、日本などにおいては記録紙にデータを記録するチャートレコーダの根強い需要があります。
当社は1950年代に日本で初の記録計を発売、1980年代には世界で初めてマイクロプロセッサを搭載した多点記録計を発売しました。その後も新製品を次々と投入し、今日では記録計市場で世界トップクラスのシェアを誇っています。このたびの機能強化は、電子データ記録の利便性をチャートレコーダに取り入れるものです。
■機能強化の概要
機能強化した「μR10000/μR20000シリーズ」はSDカードスロットの搭載により、記録紙と電子媒体の双方での記録を可能にしたハイブリッドの記録計です。これにより、以下のメリットを提供します。
1、紙づまりやインクトラブルなどにより、記録紙のデータが欠落した際のバックアップが可能
2、最大32GB(ギガバイト)のSDカードを使用でき、長時間の記録が可能であるため、必要に応じて電子データと紙での記録を選択可能
入力レンジやアラーム設定などの本体の設定をSDカードに保存し、機器の交換時や増設時に再利用することが可能
■主な市場
鉄鋼、石油化学、化学、紙パルプ、食品、薬品、上下水道、電気・電子をはじめとする幅広い産業の生産現場
■用途
温度、電圧、電流、流量、圧力などのデータの収集・表示・記録
■今後の取り組み
レコーダ市場は、今後も、ペーパレスレコーダを中心に拡大していくと予想されています。当社は、チャートレコーダの機能強化に図るとともに、データ加工の容易性、ネットワークへの接続性等に対応したペーパレスレコーダの強化に努め、レコーダ市場のトップメーカとしてお客様の多様なニーズにお応えしていきます。
以上
<関連ページ>
工業用チャートレコーダ
http://www.yokogawa.co.jp/ns/daq/industrial/mr/ns-mr-01-ja.htm