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日本ラッド、キヤノン電子製のマルウェア侵入経路追跡ソフトを販売開始

2014-10-11

日本ラッド、マルウェア侵入経路追跡ソフトの販売を開始


 日本ラッド株式会社(以下日本ラッド、JASDAQ上場、本社:東京都港区、代表取締役会長:大塚隆一)は、キヤノン電子株式会社(以下キヤノン電子、東証一部上場、東京本社:東京都港区、代表取締役社長:酒巻久)と販売代理店契約を締結し、キヤノン電子が開発したマルウェア(悪意のあるソフトウェア)の侵入経路を追跡できるソフトウェアSML(Security Management with Logging)の販売を10月より開始いたしました。

 昨今ますます激化しているサイバー攻撃において、攻撃手法の一つとしてのマルウェアは日ごと手法の巧妙さ、複雑さをまし、企業の防衛負担が増大しております。特にAPT攻撃と呼ばれる複合的な攻撃手法においては、80%以上の確率でターゲットにマルウェアを送り込むことに成功しているともいわれております。

 既にマルウェアそのものを検知するシステムは当社を含めた多数のベンダーから提供されております。しかし、多くのシステムはマルウェアの侵入した端末の特定は可能ですが、検知されるまでの間に何らかの活動を行い、侵入したネットワークシステム内に次の活動のための仕掛けを構築するような進化したタイプのマルウェアに対しては活動の検知が困難です。システム管理者にとってこのタイプのマルウェアが検知された場合には、この構築された仕掛けを除去することが最も重要な課題となります。

 今回当社が取り扱いを開始するSMLは特定端末の動作ログを解析して、マルウェアが、いつ、どこから、どのようにして侵入したかの経路をバックトレースし、感染源を特定します。加えて検知したマルウェアが社内ネットワークの他の端末に拡散していないかフォーワードトレースし、ネットワーク全体の感染状況を即時に把握する事が可能となります。これによりマルウェアが検知されるまでに構築した仕掛けを特定し仕掛けの除去作業を確実に行うことで、企業のマルウェア感染被害を最小化し、情報漏えい等重大な事故に繋がることを防止します。また当社は上記のSML単体の取り扱いに加え、すでに販売を開始している対サイバー攻撃アラートサービスSiteVisorとSMLを連動させた「SMLセキュリティスイートwith SiteVisor」の販売にも力をいれてまいります。


 ※分析結果はレポートにより一覧で確認する事ができます(以下は感染経路のトレース画面の例)

 *参考画像は添付の関連資料を参照


■SMLセキュリティスイートについて
 「SMLセキュリティスイート」は操作ログ記録、デバイス制御、PC利用時間制御など内部漏洩防止機能に加え、「ホワイトリスト方式のコンピュータ制御機能」により許可されたアプリケーションや通信操作だけを各端末で可能にし、未知のマルウェアや許可されていないアプリケーションの実行を標準で禁止することができます。ホワイトリスト機能の特長として、システム更新やセキュリティパッチ適用など必要な構成変化を自動で判別しホワイトリストを生成する「ホワイトリスト自動生成機能」を備えており、システム管理者の運用コストを大きく低減することが期待できます。


【主な機能一覧】
 ・・・Windows PCの操作ログ記録
 ・・・アプリケーションの起動制限(ブラックリスト方式、ホワイトリスト方式)
 ・・・アウトバウンドの通信制限(ホワイトリスト方式)
 ・・・ウェブの閲覧制限(ブラックリスト方式、ホワイトリスト方式)
 ・・・USBメモリなどのデバイス使用制限
 ・・・PCの利用時間制限
 URL:http://www.nippon-rad.co.jp/products/sml.html


■日本ラッド株式会社について
 所在地:東京都港区虎ノ門2−2−5 共同通信会館ビル
 代表取締役会長:大塚隆一
 JASDAQ上場(コード番号4736)
 URL:http://www.nippon-rad.co.jp/


 ソフトウェアの受託開発、システムインテグレーションを主業務とする1999年に公開したJASDAQ上場企業です。革新的なコア技術によるソリューション提供、フルターンキーのシステム構築・運用サービスを展開しています。近年は多次元ビジネス分析、地域交通インフラ、動画ネット配信等のソリューションに注力しています。


キヤノン電子株式会社について
 所在地:本社:東京都港区芝公園3−5−10
 代表取締役社長:酒巻久
 東証一部上場(コード番号7739)
 URL:http://www.canon-elec.co.jp/index.html

 キヤノン電子株式会社は自社開発によるエンドポイントセキュリティソフト「SML」を中心に、PC 操作履歴の記録技術をコアとした法人向けの内部漏えい・サイバー攻撃対策機能、及び業務分析サービスを提供して参りました。本年リリースした「SMLセキュリティスイート withSiteVisor」では、対サイバー攻撃アラートサービス「SiteVisor」とのシームレスな連携を実現、近年問題化しているAPT(持続的標的型攻撃)対策機能を拡充致しました。この度の日本ラッド様との協業により、日本ラッド様の既存のお客様、及びSiteVisorの新規お客様へより一層高度なセキュリティ対策をご提案できるようになる事を期待しております。




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