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日立システムズ、SOCサービスの強化などでセキュアブレインを子会社化

2014-10-10

日立システムズがサイバーセキュリティの専門企業セキュアブレインを子会社化
優れたセキュリティエンジニアを活用し、SOCサービスの強化や新サービスを開発


 株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:高橋 直也(※)、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)と株式会社セキュアブレイン(代表取締役社長 兼 CEO:成田明彦、本社:東京都千代田区/以下、セキュアブレイン)は、両社のさらなる事業拡大に向けて、日立システムズによるセキュアブレインの完全子会社化に向けた株式譲渡契約を締結したことをお知らせします。
 日立システムズは、発行済株式の約8.56%を保有するセキュアブレインを10月末を目処に完全子会社化することをめざし、買収完了に向けた手続きを進めます。

 ※社長名の正式表記は添付の関連資料を参照

 近年、インターネットが広く普及し、社会におけるITシステムやWebサービス、データの重要性が増す一方で、それらに対して悪意のある攻撃がなされ、情報の搾取や不正送金などのセキュリティ事故が頻発しています。さらに、その攻撃手法は年々より巧妙化しており、セキュリティ対策製品もすぐに陳腐化してしまいます。また、攻撃対象も産業制御システムをはじめとする社会インフラ分野などへも拡大しつつあり、被害が深刻化しています。
 日々変化する脅威に対し、セキュリティ事故を防ぐため、セキュリティベンダーには、世界規模でサイバーセキュリティに関する情報を収集できるセキュリティの専門家を擁していること、新たな脅威に迅速に対応できる製品・ソリューションや、運用サービスを提供できることなど、総合的な体制が求められています。

 日立システムズでは、企業や団体のセキュリティ課題を解決するため、セキュリティに精通したエンジニアがワンストップでお応えするセキュリティソリューション「SHIELD」を提供しています。「SHIELD」では、Security Operation Center(以下、SOC)を活用した24時間365日のセキュリティ運用・監視サービスや、高度な分析・対策サービスを行っています。しかし、近年の社会インフラ分野への攻撃拡大や、被害が深刻化している不正送金問題へのセキュリティ対策ニーズの高まりに伴い、ソリューションを迅速に提供するための事業体制のさらなる強化・拡充やセキュリティソフトウェア・技術の確保、セキュリティソリューションのラインアップ拡充などが喫緊の課題となっていました。

 こうした背景を踏まえて、日立システムズは、SOCサービスの拡充やセキュリティサービスの開発体制を強化し、より一層高まるセキュリティ対策ニーズに対応するため、優れたセキュリティエンジニアやセキュリティプロダクトを多数有するセキュアブレインを子会社化することを決定しました。
 一方、セキュアブレインも、PhishWallをはじめとした自社のセキュリティ対策ソフトウェアやサービスの拡販を強化するため、多くのセキュリティシステム構築実績を持ち、SOCや多彩なセキュリティ人財など充実したリソースを基盤にした運用サービスを提供する日立システムズとの事業シナジーにより、事業基盤やコーポレートブランド力を強化したいと考えていました。

 今回のセキュアブレインの子会社化により、日立システムズは、優れた技術者集団の技術・ノウハウを活用し、SOCから提供する不正URL分析や、マルウェア分析、セキュリティ情報収集サービスなどを強化するほか、インターネットバンキング監視やクライアント監視などの新サービスや、産業制御システムをはじめとする社会インフラ分野向けの新サービスを提供していく予定です。


■セキュアブレインについて
 株式会社セキュアブレインは、インターネット上の脅威が多様化する中、Webサービスを提供する事業者や企業にITセキュリティを届ける、サイバーセキュリティ専門会社です。「ネット犯罪からすべての人を守る」というミッションのもと、信頼性の高いセキュリティ情報と高品質なセキュリティ製品・サービスを提供する、日本発のセキュリティの専門企業です。
 詳細は、http://www.securebrain.co.jp/をご覧ください。


■セキュアブレインの概要(2014年10月1日現在)
 商号:株式会社セキュアブレイン
 創業:2004年10月
 本社所在地:東京都千代田区麹町2−6−7
 URL:http://www.securebrain.co.jp/
 代表者:代表取締役社長 兼 CEO:成田明彦
 主要株主:成田 明彦、ソフトバンク コマース&サービス株式会社、日立システムズ、三井物産株式会社、日本アジア投資株式会社、信金キャピタル二号投資事業有限責任組合
 資本金:216百万円
 事業内容:セキュリティ製品・サービスの開発・販売事業、マルウェア解析サービス事業、先端技術研究事業
 従業員:33名


■PhishWallについて
 金融機関向けの不正送金・フィッシング対策ソリューション製品。インターネットバンキングにおいて、ユーザー側PCへの攻撃を通じて重要情報を盗みとるMITB(マンインザブラウザ)攻撃という新手の手法から保護します。MITB攻撃型ウイルスの振る舞いで検知する「PhishWallプレミアム」と、コンテンツが正規のものから変化した場合に検知する「PhishWallクライアントレス」の2種類があります。
 http://www.securebrain.co.jp/products/phishwall/index.html


■日立システムズについて
 株式会社日立システムズは、幅広い業務システムの設計・構築サービス、強固なデータセンター基盤を活用したアウトソーシングサービス、全国約300か所のサービス拠点とコンタクトセンターによるお客さまに密着した高品質な運用・保守サービスを強みとするITサービス企業です。日本のIT黎明期から先駆的に取り組んできたITサービスの実績・ノウハウを生かし、システムのコンサルティングから構築、導入、運用、保守まで、ITのライフサイクル全領域をカバーするワンストップサービスを提供しています。そして、ITの枠組みを超えてお客さまに新たな価値を創造し、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーをめざしています。
 詳細は、http://www.hitachi-systems.comをご覧ください。


■セキュリティソリューション「SHIELD」について
 日立システムズは、お客さまの情報資産を守るため、セキュリティ導入時のコンサルテーションからシステムの構築、運用までセキュリティに精通したエンジニアがワンストップでお応えするセキュリティソリューション「SHIELD」を提供しています。また、「SHIELD」では、SOCを活用し24時間365日のセキュリティ運用・監視サービスを提供しています。
 http://www.hitachi-systems.com/solution/t01/shield/index.html


以上


 *記載の会社名、製品名はそれぞれの会社の商標または登録商標です。
 *SHIELDは、株式会社日立システムズの商標または登録商標です。
 *PhishWallは、株式会社セキュアブレインの商標または登録商標です。



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