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JFEエンジニアリング、愛知県一宮市など都市環境プラント3施設の基幹改良工事を受注
都市環境プラント基幹改良工事の連続受注
〜プラント3施設を長寿命化および省エネ化〜
JFEエンジニアリング株式会社(本社:東京都千代田区、社長:狩野久宣)はこのたび、都市環境プラントの基幹改良工事を相次いで受注いたしましたので、お知らせします。
受注したのは、それぞれ茨城県龍ケ崎地方塵芥処理組合より、くりーんプラザ・龍 焼却処理施設の基幹改良工事、福井県福井坂井地区広域市町村圏事務組合より、清掃センターの基幹改良工事、愛知県一宮市より環境センターごみ焼却施設の基幹改良工事です。受注金額は3件合計でおよそ150億円となっています。
これらの事業は、稼動後15年以上を経過し老朽化した一般廃棄物処理施設について、長寿命化および省エネルギー化の方向で改良することを目指しており、改良後のCO2削減量に応じて環境省より自治体に対し事業費の一部を交付されるものです(※1)。
今回当社は、施設の現況・ニーズに則した工場主要機器の更新・改造を行い、施設の長寿命化によるライフサイクルコスト(※2)の低減と省エネ化による二酸化炭素排出量の削減を同時に実現します。
当社は、この交付金制度が制定された2010年以降、累計で13件の基幹改良の受注実績を有しています。一般廃棄物処理施設は、全国で約1200施設(※3)が稼動していますが、このうち約半数は稼動後15年を経過しており、基幹改良や更新のニーズは高まっています。これからも当社は都市環境プラントのリーディングカンパニーとして、自治体の財政負担軽減や地球環境の保全に貢献してまいります。
※1:循環型社会形成推進交付金制度:
廃棄物削減に向けた環境活動3R(リデュース、リユース、リサイクル)を推進するために計画された施設整備に交付金を付与する制度。
一般廃棄物処理施設の大規模改修に対してはCO2削減量に応じて交付される。
※2:ライフサイクルコスト
施設建設費、運営管理費(運転費、点検補修費)、解体費を含めた廃棄物処理施設の生涯費用の総計。このうち、点検補修費はオーバーホール、補修のみならず改造等の費用を含むものをいう。
※3:「日本の廃棄物処理 平成24年度版」(環境省)では平成24年度のごみ焼却施設数として1,188施設とある。
【受注概要】
*添付の関連資料を参照