日本HP、ビジネス拡大を支援する次世代「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」を発表

次世代HP　ProLiant　サーバーGen９を発表、進化するデータセンター・ニーズへの対応をサポート
−新しい製品ポートフォリオにより、データ処理性能のキャパシティと効率性、ITサービスの提供開始までのスピード、そしてアプリケーションの性能を大幅に向上−


　日本ヒューレット・パッカード株式会社（略称：日本HP、本社：東京都江東区、社長執行役員：ジム・メリット）は、お客様のITサービスにかかるコストと手間を削減し、かつ、ITサービスの提供開始までをスピードアップすることで、お客様のビジネス拡大を支援する「HP　ProLiant　サーバー　Generation９（以下、HP　ProLiant　サーバー　Gen９）」の新しいラインアップを発表します。新しいテクノロジーとワークロードの最適化を実現する設計を特長とする新たなサーバー・ポートフォリオにより、次世代のデータセンターに関連するテクノロジーを担うHPの“Compute（コンピュート）”のビジョンを、さらに前進させます。

　企業における情報システム部門は、より多くのアプリケーションとサービスを迅速かつ効率的に提供するだけでなく、コストを削減しながら、急増するデータの保存および提供も行わなければならないという課題に直面していますが、実際には、従来型のデータセンターとサーバー・アーキテクチャーによる制約を受けています。新しい「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」はこうした課題に対応するもので、企業ユーザーの事業目標達成に向け、柔軟でスケーラブルなコンピューティング・リソースを提供することができます。「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」とHPのサービス・サポートによって、従来型のITインフラストラクチャーを“New　Style　of　IT”（最新のIT環境）に着実に移行しながら、革新的なコンピュート環境のメリットを享受することができます。

　新しい「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」はHPの“Compute”戦略における重要なマイルストーンとなります。設置場所に依存しない膨大なデータ処理のリソースプールを、多様なワークロードに合わせて柔軟に拡大／縮小し、高い可用性を維持することで、ITシステムに対するニーズに応えます。このサーバーは“Convergence”（システムの集約）、クラウド、“Software　Defined”（ソフトウェアによる機能設定）のシステム環境に最適化されており、以下のような新しい革新的なテクノロジーを実装しています。


　・HP独自のPCIeアクセラレータとHP　DDR４　Smartメモリにより、“Compute”性能を拡大。
　・サーバー、ストレージ、ネットワーキングのConverged　Management（統合管理環境）により、Software　Defined環境を実現。
　・信頼性、セキュリティ、イノベーションの面で優位性を発揮するハイブリッド・クラウドのシステム環境用のUEFIやRESTful　APIなどを実装したシステム管理により、セットアップ、監視、ファームウェアの更新などをスピードアップ。
　・PCIeアクセラレータ、HP　Smartキャッシュ、HP　FlexFabricアダプタにより、パフォーマンスを向上。


　サーバーおよびネットワーキング事業を統轄する上級副社長兼ゼネラル・マネージャのAntonio　Neri（アントニオ・ネリ）は、次のように述べています。「モバイル、クラウド、ソーシャル、およびビッグデータの台頭により、データセンターおよびデータの処理エンジンとしてのサーバーを活用したビジネス成果の実現のために、新たなアプローチが必要になっています。HPは２５年前にx８６サーバー市場を創出、また「HP　Moonshot」や「HP　Apollo」などのイノベーションにより、市場を常にリードし、データセンターに画期的な変化をもたらしてきました。そして今回、「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」と“Compute”戦略によって従来のITとクラウド環境の良い部分を組み合わせ、真のSoftware　Definedエンタープライズを実現し、次の２５年に向けた布石を打ちました。」


＜HP　ProLiant　サーバー　Gen９で“Compute”の新たな可能性を最大化＞
　新たなワークロードの実行に配慮した「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」により、企業ユーザーは、その社員や顧客に新しいモバイル環境でのITサービスを、極めて短時間で提供したり、顧客の行動データを事業施設に直結するマーケティング情報に数秒で変換したり、ビジネスチャンスをリアルタイムで取り込むことができます。

　「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」は、ブレード型サーバー、ラック型サーバー、タワー型サーバー、スケールアウト型サーバーの４タイプの製品アーキテクチャーにより、お客様に以下の機能を提供します。


　・最適化された設計と自動化技術により、データ処理性能を３倍向上（＊１）し、従来よりも低いITの総所有コストで、複数ワークロードに対する効率を高める。
　・ITサービス提供開始にいたる時間を高速化し、２０１４年末に提供予定のHP　OneView新バージョンによる“Converged　Management機能”と組み合わせることで、ITインフラストラクチャーの実装を最大６６倍スピードアップする。（＊２）
　・ビジネス・クリティカルなアプリケーションソフトのワークロード性能を４倍向上し、ストレージ、メモリ、ネットワーキング分野におけるHP独自のイノベーションによって顧客のビジネス拡大を推進する。（＊３）


　Redstone　Federal　Credit　Unionのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼チーフ・インフォメーション・オフィサーであるHarry　Gunsallus（ハリー・ガンサラス）氏は次のように述べています。「HPの“Compute”では、将来的な顧客ニーズを予測しながら、１日数百万のトランザクションにも対応できる拡張性を実現でき、数秒間で仮想サーバーを立ち上げ、アプリケーションの実装を数分で終えることができます。これによりモバイル・アプリケーションの開発と導入にかかる時間を３０％削減し、平均９０日に短縮しました。また、技術およびソフトウェア・コンサルティングを行っている子会社、Redstone　Consulting　Group　LLCの収益を前年比で５０％増加させることができました。」

　今回「HP　ProLiantサーバー　Gen９」シリーズの第１弾として、ブレード型の「BL４６０c　Gen９」、ラックマウント型の「DL１６０　Gen９」、「DL１８０　Gen９」、「DL３６０　Gen９」、「DL３８０　Gen９」、タワー型の「ML３５０　Gen９」、さらに「HP　Apollo　６０００　System」向けの「XL２３０a　Gen９」がラインアップされます。


　※製品一覧は添付の関連資料を参照


＜各製品の概要＞

　※添付の関連資料を参照


　＊１：「HP　ProLiant　DL３８０　Gen９」と「HP　ProLiant　DL３８０　G６」をHP社内で比較した結果。
　＊２：IDCがHP向けに作成した『Achieving　Organizational　Transformation　with　HP　Converged　Infrastructure　Solutions　for　SDDC（HP　Converged　Infrastructure　Solutions　for　SDDCによる組織のトランスフォーメーション）』（２０１４年１月）の内容を含む複数の顧客調査の結果に基づきます。現在、「HP　Insight　Control」は「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」をサポートしていますが、現在販売中の「HP　OneView」による「HP　ProLiant　サーバー　Gen９」のサポートは２０１４年年末の予定です。
　＊３：制御された環境で同等コントローラを使用したHP　Smartキャッシュ　パフォーマンステストに基づきます。


■新製品に関する製品情報は以下のURLを参照してください。
　http://www.hp.com/jp/proliant_20141002


　※製品画像は添付の関連資料を参照


　文中の社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。


＜HPについて＞
　HPは、テクノロジーが人々の暮らしやビジネス、政治、そして社会に有意義な変化をもたらすように、新たな可能性を創出します。またHPは、プリンティング、PC、ソフトウェア、サービス、ITインフラストラクチャなどを含む幅広いポートフォリオを結集し、世界のあらゆる地域で複雑な課題に取り組むお客様にソリューションとして提供しています。HP（ニューヨーク証券取引所：HPQ）の詳しい情報については、下記のサイトでご覧になれます。http://www.hp.com


■お客様からのお問い合わせ先
　カスタマー・インフォメーションセンター
　TEL：０１２０−４３６−５５５
　ホームページ：http://www.hp.com/jp