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ポーラ化成、名前での呼びかけが女性の愛情ホルモンを増やすことを発見
名前での呼びかけが、女性の愛情ホルモンを増やす
ファーストネームでの呼びかけがオキシトシンホルモンに影響を及ぼす事を発見
ポーラ・オルビスグループのポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、社長:岩崎泰夫(◇))は、普段、ファーストネーム(名前)で呼ばれていない女性に対して、初対面の人間がファーストネームで呼びかけたところ、愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンが増加することを見出しました。また、ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールが減少することも見出しました。
これらの研究結果により、ファーストネームの呼びかけといった日常の何気ない行為がホルモンの状態を良好な方向へ導く手段の一つである可能性が示唆されました。
※図は添付の関連資料を参照
◇社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
■ファーストネーム呼びかけによるオキシトシンへの影響
オキシトシンは、出産や母乳の分泌を促進する働きをするホルモンです。近年では、親しい仲でのボディタッチで増加することが確認されており、信頼や愛情、幸福感との関係も注目されています。
今回の研究により、初対面の人間によるファーストネームの呼びかけでも、唾液中オキシトシン濃度が増加する事がわかりました。(図1)
■ファーストネーム呼びかけによるコルチゾールへの影響
コルチゾールは、さまざまな代謝に影響を及ぼす生体にとって必須のホルモンであり、過度なストレスを受けると分泌量が増加するため、別名ストレスホルモンとも呼ばれています。今回の研究により、初対面の人間によるファーストネームの呼びかけで、唾液中コルチゾール濃度が減少する事もわかりました。(図2)
これらの研究成果は、2014年12月17日から山口県下関市で開催される「ヒューマンコミュニケーショングループ(HCG)シンポジウム2014」にて発表する予定です。
また、本成果はポーラ・オルビスグループから今秋発売される新製品のブランドコミュニケーションに活用される予定です。
※参考資料は添付の関連資料を参照