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ファイザー、深在性真菌症治療剤「ブイフェンド」の小児に対する用法・用量を追加
エスタブリッシュ医薬品事業部門
深在性真菌症治療剤「ブイフェンド(R)」の「小児の用法・用量」の追加承認および「ブイフェンド ドライシロップ2800mg」の製造販売承認取得
小児の深在性真菌症治療に新たな選択肢
ファイザー株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:梅田一郎)は、9月26日(金)に深在性真菌症治療剤「ブイフェンド(R)錠50mg・200mg」、「ブイフェンド200mg静注用」(一般名:ボリコナゾール)の小児に対する用法・用量の追加および新剤形となる「ブイフェンドドライシロップ2800mg」(一般名:ボリコナゾール)の製造販売承認を取得いたしました。
ブイフェンドは、成人におけるアスペルギルス症をはじめ、カンジダ症、クリプトコックス症、フサリウム症、スケドスポリウム症による各種真菌症の治療に使用されています。2005年に錠剤および静注用が承認されておりますが、2010年4月に開催された「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議※」においてブイフェンドの小児適応は、医療上の必要性が高いと評価され、厚生労働省よりファイザー株式会社に対して開発要請がなされました。その後2011年より国内で薬物動態試験を実施し、今回、ブイフェンドの小児に対する用法・用量の追加が承認されました。
また、小児における用法・用量は体重あたりで調整する必要であること、また低年齢児(2歳以上)においては錠剤の服用が困難であることから、錠剤、静注用に加えて新たな剤形としてドライシロップ剤の承認も今回取得いたしました。
ファイザーは、医薬品の製造・品質・供給管理、安全性に関する情報などの収集・評価からお問い合わせへの対応まで、長年にわたって築き上げ、守り続けてきた独自の厳しい基準があります。その基準は、新薬でもエスタブリッシュ医薬品でも変わることがなく、今後もファイザーの基準を満たす製品をお届けすることで日本の医療へ貢献していきます。
以上
※「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」は、欧米では使用が認められているが、国内では承認されていない医薬品について、製薬企業による未承認薬・適応外薬の開発を促進することを目的として設置された会議。厚生労働省が主催し、医学的・薬学的な学識経験者で構成されている。