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ジャックスグループ、ベトナムでクレジットカード事業へ参入
ジャックスグループのJIVF、ベトナムにおいて日系イシュアとしては
初となるクレジットカード事業へ参入
〜リテール金融サービス市場をリードするファイナンス会社へ〜
ジャックスグループのJACCS International Vietnam Finance Co.,Ltd.(本社:ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市 代表取締役社長:宮本 廣「以下、JIVF」)は、2015年1月を目処に、ベトナム国民向けにクレジットカード事業を開始します。日系イシュア(※1)が同国においてクレジットカードを発行するのは初めてとなります。
JIVFは2010年4月にベトナム国家銀行(中央銀行)より、ジャックス100%出資によるファイナンスカンパニーライセンスを取得しました。現在、ベトナムで二輪車販売金融を中心に事業を展開しており、加盟店拡大により債権残高・取扱い件数ともに着実に増加しています。
この度、JIVFが同国でクレジットカード事業を開始するにあたっては、これら二輪車販売金融ならびにバイクローン完済者向け無担保証書貸付などの既存優良会員を対象に、各種入会プロモーションを展開することで、カード会員獲得を図ります。
まずはプロパーカード(※2)から発行を開始し、同国でのクレジットカード事業における各種ノウハウ蓄積を最大限に図ります。その後、同国へ進出している日系企業を中心にパートナーシップを組むことで、提携カードの発行を目指します。
なお、同国は現在、小売り・流通業の外資規制緩和を進めており、今後も日系企業の進出が見込まれます。各日系企業と提携し様々な独自サービスを付帯したカードを発行することで、同国民の多様な消費ニーズにお応えし、カード会員獲得を図りたいと考えています。
JIVFはこの度のクレジットカード事業参入により、初年度は2万枚、5年後には13万枚のカード会員獲得を目標とします。
同国は人口約9,000万人というASEAN有数の人口を抱えています。経済成長を背景とした国民の所得水準の向上により、2009年には約1,700万人程度だった中間所得層が、2015年には約3,800万人、2020年には約5,500万人に拡大(※3)し、それに伴いクレジットカードを含めたリテール金融サービス市場も著しく成長することが予想されます。
JIVFは、同国において今後増加が見込まれる多彩な金融サービスへのニーズに対し、この度のカード事業参入や既存事業をはじめとした、利便性のある商品・サービスを今後も多角的に提供することで、同国におけるリテール金融サービス市場をリードし、経済発展への貢献ならびに同国民の生活向上に寄与したいと考えております。
(※1)クレジットカードの発行会社を指します。
(※2)各イシュアが発行する最もベーシックな自社ブランドカード。また、他企業とのタイアップによって発行するカードは提携カードと呼ばれます。
(※3)各年におけるベトナムの総人口は、2009年は約8,600万人、また2015年は約9,100万人、2020年には約9,400万人になると見込まれています。