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アズビル、海外向けの統合型ビルディングマネジメントシステムを販売開始
アズビル、
海外の大規模複合施設向け統合型ビルディングマネジメントシステムを販売開始
―アジア各国や中東のランドマークとなる建物に販売―
アズビル株式会社(本社:千代田区丸の内2−7−3 社長:曽禰寛純)は、海外向けの統合型ビルディングマネジメントシステム「savic−net(TM) for Integrated Building Management Systems(以下savic−net for IBMS)」を開発し、10月1日より販売開始することをお知らせします。savic−net for IBMSは大規模複合施設の各種設備管理システムを一括管理し、効率的で高品質の設備管理やエネルギー管理、テナント情報の管理などを実現します。今後、アジア各国や中東のランドマークとなる大型施設へ積極的に提案していきます。
海外の大規模複合施設では、空調、電気、衛生、照明に加え、防災、防犯、非常放送、CCTV(※)、エレベータ、エスカレータ、駐車場などの各種設備管理システムを、IBMSと呼ばれる大規模統合システムに接続し、施設全体を一括管理するケースが増えています。加えて近年は、設備管理システムのデータを有効活用し、多岐にわたる設備管理業務の人的負担の軽減や、省エネルギーの推進、テナントにかかわる情報の管理などに役立てたい、といったニーズも増えています。
こうした背景から開発したsavic−net for IBMSは、他社の管理システムを含め多様な設備管理システムとの接続容易性を実現するため、BACnet、Modbus,OPCなどの国際標準の通信プロトコルに対応しています。また、日本国内で豊富な実績を有する当社製のビル管理用アプリケーション「savic−net FXBMS」を搭載しています。
.日常の設備機器の点検や修繕、トラブル対応の履歴を管理する「設備保全管理統合機能」
.設備機器の稼働状況に応じたメンテナンス・更新計画作成を支援する「稼動実績管理機能」
.建物のエネルギーの消費傾向を可視化する「エネルギー管理」
.テナントの水道光熱費請求業務をサポートする「テナントサービス機能」
上記の機能の提供により、設備管理業務の負荷を軽減しながら管理品質を高め、大規模施設の安全と利便性、省エネを支えます。
savic−net for IBMSは、今後、シンガポール、インドネシアなどアジア地域やアラブ首長国連邦など中東地域の現地法人などの販路を活用しながら、各国の新たなランドマークとなる大型複合施設、高層ビルなどに積極的に販売し、3年間で60件、65億円の受注を目指します。
azbilグループは、3つの事業(ビルディングオートメーション(BA)事業、アドバンスオートメーション(AA)事業、ライフオートメーション(LA)事業)を通じて、国内外でのグローバル展開を進めています。またエネルギーマネジメントを重要な事業領域として位置づけ、海外でのランドマーク建物へのsavic−net for IBMS納入とともに、国内での強みである省エネやサービスなどのソリューションを提供し、海外事業の拡大を目指します。
当社はグループ理念である「人を中心としたオートメーション」の下、これからも建物のライフサイクルを通じて価値を創出する製品、サービス、ソリューションを提供し、グローバルのお客さまのビジネスに貢献してまいります。
・参考資料は添付の関連資料を参照
※CCTV(Closed−circuit Television):防災・防犯など、様々な目的で監視をするためのビデオカメラ、およびカメラで取得した映像の伝送・処理および表示機能を含む監視システム。
*savic−net,savic−net FX,FXBMSは、アズビル株式会社の商標です。
*BACnetは、ASHRAEの登録商標です。
*Modbusは、通信プロトコルとしてModbus Protocolを実装したネットワークであり、Modbus Protocolは、Modicon Inc.(AEG Schneider Automation International S.A.S.)がPLC用に開発した通信プロトコルです。
*OPCは、工場などで機器を制御するソフトウェア同士を連携するためのインターフェース規格です。
株式会社 山武はアズビル株式会社へ社名を変更いたしました。
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アズビル株式会社
ビルシステムカンパニー プロダクトマーケティング部
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