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新明和工業、タイ国・バンコク市のサイマイごみ中継基地に「ごみ中継施設」を納入
バンコク市に2物件目となるごみ中継施設を納入
―海外納入実績が計4カ国・7施設に―
新明和工業株式会社(取締役社長 大西 良弘)は、このたび、タイ国・バンコク市のサイマイごみ中継基地に「ごみ中継施設」を納入しました。これは、同市が進めている衛生的で効率的な廃棄物の処理を実現するべく建設されたごみ中継基地に対し、当社は本基地の要素機器となるごみ圧縮設備4基、受入供給設備4基、コンテナ60基、付属設備である機器一式からなるごみ中継施設を納入したものです。
当社は、2007年にも同国のノンケムごみ中継基地に「ごみ中継施設」を納入しており、今回のサイマイごみ中継施設は、バンコク市内で2物件目となります。今回は、メンテナンス性の向上を目指して機器の現地調達比率を90%まで引き上げた結果、機能部品の短納期化に成功し、工事期間を短縮しました。
バンコク市が新しくごみの中継基地を相次いで建設した背景には、同市内に設置された従来型の中継基地では、敷地内に積み上げたごみをショベルカーで大型車両のコンテナに積替える方法をとるなど、不衛生な環境であったことがあげられます。当社製の施設を採用することにより、収集車で集められたごみは、施設内で約1/2に高圧縮されながら密閉型の大型のコンテナにつみ替えられ、大型のトレーラーで埋立地まで輸送されることになり、衛生的で効率的なごみの運搬が実現します。
サイマイごみ中継基地はバンコク市の中央・北側を、既設のノンケムごみ中継基地は西側で発生するごみに対応する予定で、両施設で市内の3分の2のエリアをカバーすることになります。
当社は、昨年も上海市に2施設を納めるなど、今回の物件を含めると4カ国・7施設を手掛けたことになります。これらの実績を糧に、今後需要が見込めるアジアを中心に同施設の拡販に注力してまいります。
<バンコク市「サイマイごみ中継基地」>
※画像は添付の関連資料を参照
【バンコク市サイマイごみ中継施設】
(SAIMAI WASTE STATION(NEW SYSTEM))
発注者:バンコク市
受注者:ShinMaywa(Asia) Pte.Ltd.(在シンガポール)とSAMCON−NEW DECADE JVの契約
(ShinMaywa(Asia) Pte.Ltd.:新明和工業株式会社の100%出資子会社、シンガポール法人)
受注金額:約7億円(当社分)
【特長】
・効率よくごみを圧縮輸送できる設備
ごみを圧縮してからコンテナに詰め込む、輸送効率の高い二枚蓋板方式のコンパクタとコンテナを採用。
・衛生的かつ効率的に輸送できる20フィートの大型コンテナを採用
ごみから出る汚水のもれ防止に対応した密閉構造を備え、トレーラ、鉄道輸送いずれにも対応できる20フィート型コンテナを採用。
【納入内容】
処理能力:2,000トン/日(14時間稼働)
処理方式:コンパクタ・コンテナ方式
機器系統数:4系統
コンテナ台数:60台
【参考】海外納入実績
※添付の関連資料を参照
以上