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ローム、車載のECU保護に最適な高電圧タイプのツェナーダイオードを発表
高電圧タイプのツェナーダイオードを新たにラインアップ
高いサージ耐性も確保し、車載のECU保護に最適
※製品画像は添付の関連資料を参照
<要旨>
ローム株式会社(本社:京都市)は、各種電子回路の定電圧用途や保護用途として使用されるツェナーダイオードシリーズに、新たに高電圧タイプ「UDZLVシリーズ」をラインアップしました。51Vから150Vまでの12種類のツェナー電圧から用途にあわせて選択することができます。特に車載のECU(エンジンコントロールユニット)保護に最適な製品となっており、AEC−Q101にも対応します。また、高いサージ耐性も確保しており、民生機器から車載、産業機器まで幅広いアプリケーションで信頼性を実現します。
なお、本製品は、7月から順次サンプル出荷(サンプル価格:10円/個)を開始しており、10月より月産300万個の体制で量産を開始する予定です。生産拠点は前工程がローム・ワコー株式会社(岡山県)、後工程がローム・ワコー株式会社(岡山県)、ROHM Semiconductor(China)Co.,Ltd.(中国)、ROHM Integrated Systems(Thailand)Co.,Ltd.(タイ)となります。
<背景>
ツェナーダイオードは、一時的に規定外の大きな電流が回路に流れた場合に電子機器が壊れるのを防いだり、供給される電圧を一定に保つために使用されるダイオードのことです。電装化が進む車載分野においては、このツェナーダイオードがインジェクション1つあたり1個使用されています。
ロームは、これまでスマートフォンや各種ポータブル機器の電源などに搭載される低電圧帯(2〜47V)のツェナーダイオードで豊富なラインアップを揃えており、お客様にもご好評を頂いておりました。また、近年、車載・産業機器分野を注力分野とし、抵抗器からトランジスタ、ダイオードに至るまで、パワー分野におけるラインアップを強化しております。
<新製品の詳細>
今回、新たにUDZVシリーズのラインアップに加えたのは、51〜150Vの高電圧タイプ「UDZLVシリーズ」12機種です。定格電力0.2Wで、2.5×1.2mmサイズのパッケージを使用しており、民生機器はもちろんのこと、自動車のECUや複合機、インクジェットプリンターなどの電源部分でも使用できます。
なお、定格電力1.0Wの「KDZLVシリーズ」においても、高電圧タイプへの展開を予定しております。
ロームは、今後も自動車・産業機器分野向けに高電圧ツェナーダイオードのラインアップ拡充を進めてまいります。
※参考画像は添付の関連資料を参照
以上
※リリース詳細は添付の関連資料を参照