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東京センチュリーリース、フィリピンの大手銀行系リース子会社に出資
フィリピン共和国における大手銀行系リース子会社の株式取得による合弁事業について
当社は、フィリピン共和国(以下、フィリピン)における大手銀行のBank of the Philippine Islands(以下、BPI)より、BPIの100%出資子会社であるBPI Leasing Corporationの発行済み株式の49%を取得し、同社を当社とBPIの合弁会社とすることについて合意いたしましたので、下記の通りお知らせいたします。
なお、本件株式取得は関係当局からの承認など必要手続きの完了を条件に実施し、新たに発足する合弁会社(以下、新会社)は、当社の持分法適用関連会社となる予定です。
記
1.本件の目的
フィリピンは、2013年のGDP伸び率が前年比7.2%と中国に次ぐ高成長を続けており、人口も1億人を超え、労働力が経済成長を押し上げる「人口ボーナス」が当面続くとされる有望市場です。当社グループは、昨年度スタートした第二次中期経営計画における経営基盤強化として、東アジア・アセアンを重点戦略地域とした国際事業分野の拡大に注力しており、長期的成長が見込まれるフィリピン市場への参入を企図してまいりました。
今回合弁パートナーとなるBPIは、フィリピン大手アヤラ財閥傘下において1851年に設立された東南アジア最古の銀行であり、フィリピン国内に800以上の支店を有しています。BPIがリースおよびファイナンス事業の多角化を志向するなか、当社の事業経験と商品技術力が評価され、本件合意に至りました。
新会社は、BPIが持つフィリピン国内のネットワーク、顧客基盤と経営インフラに、当社が持つ顧客基盤や設備リース、オートリース、ベンダーファイナンスなどの商品力と、航空機、船舶、環境エネルギー分野などの専門分野におけるノウハウを戦略的パートナーシップのもと融合し、フィリピンにおける事業基盤を拡大してまいります。
2.新会社概要
※参考画像は添付の関連資料を参照
3.日程
2014年9月:株主間契約および株式買取契約の締結
2014年11月:株式取得
4.株式取得の相手先の概要
(1)商号:Bank of the Philippine Islands
(2)本社所在地:フィリピンマニラ
(3)代表者:Jaime Augusto Zobel De Ayala(Chairman)
Cezar P.Consing(Director/President and CEO)
(4)事業内容:民間銀行
(5)資本金:105,807百万ペソ(約2,560億円)
(6)設立:1851年8月
(7)決算期:12月
(8)主要株主:Ayala Corporation21.8%
Ayala DBS Holdings Inc.21.3%
その他56.9%
5.業績に与える影響
本件に伴う当社連結業績への影響は軽微であり、2014年5月8日に公表いたしました2015年3月期通期の連結業績予想に変更はございません。
以上