独ライカカメラ、「ライカTカメラシステム用ニューレンズ」２種を発表

新製品：「ライカTカメラシステム用ニューレンズ」発表
広角レンズの「ライカ　スーパー・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／１１−２３mm　ASPH．」と、
望遠レンズ「ライカ　アポ・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／５５−１３５mm　ASPH．」がラインアップに追加


　ライカカメラ社（Leica　Camera　AG、本社：ドイツ・ウェッツラー）は、２０１４年９月１６日〜２１日にドイツ・ケルンにて開催される「フォトキナ２０１４」において、“Made　in　Germany“のクラフトマンシップが実現した画期的なライカTカメラシステム用の高性能なレンズ、広角レンズの「ライカ　スーパー・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／１１−２３mmASPH．」と、望遠レンズ「ライカ　アポ・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／５５−１３５mm　ASPH．」を発表しました。

　「ライカ　スーパー・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／１１−２３mm　ASPH．」は、３５mm判換算で約１７〜３５mmに相当するズーム域を誇り、特に広域撮影で優れた鮮明度を発揮し、旅先で出会う美麗な建物、細部まで際立った街並、人目を引く景観や表情豊かなシーンを捉えるのに大変適しています。また、「ライカ　アポ・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／５５−１３５mm　ASPH．」は３５mm判換算で約８０〜２００mmに相当するズーム域を誇り、特徴あるポートレート、イベントでのエキサイティングな撮影、明るく刺激的な旅行や野生生物の撮影やスポーツイベントのアクションを捉えるのに適しています。

　「ライカ　スーパー・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／１１−２３mm　ASPH．」および「ライカ　アポ・バリオ・エルマーT　f３．５−４．５／５５−１３５mm　ASPH．」は、ライカストア、ライカブティックおよびライカ正規特約店にて２０１５年に発売予定です。

　今回の発表により、すでに販売している「ライカ　バリオ・エルマーT　f３．５−５．６／１８−５６mm　ASPH．」と「ライカ　ズミクロンT　f２／２３mm　ASPH．」に加えて、ライカTカメラシステム専用レンズとして４本のレンズがラインアップされることになります。ライカの光学設計者たちが作り上げた高精度なこれらのレンズは、ライカの名を世界に轟かせた、卓越した描写力と優れた画質をあらゆる状況かで発揮します。

　極限までシンプルなデザインで、撮影に必要な機能のみを追求したライカTカメラシステムは、創造性に富んだ純粋なフォトグラフィーや最高の描写を実現するために必要となるあらゆるものを備えています。「ライカT」は、新開発の高性能な画像処理エンジンと撮像素子を搭載し、あらゆる状況下で高画質な撮影を実現します。撮像素子は大型APS−CサイズのCMOSセンサーで、総画素数は１６５０万画素、有効画素数は１６３０万画素です。そのサイズ、性能、解像力のどれもがコンパクトな「ライカT」に理想的で、撮影が難しい光の状況下でも高コントラストかつ自然な色再現でディテールまで緻密に美しく描き出すことができます。

　シンプルで美しいボディのデザインにふさわしく、操作性も直感的でシンプルなことがライカTの大きな特長です。主な操作はタッチパネルで行い、タッチパネル以外の操作部も使いやすい位置に配置していますので、操作に迷うことなく撮影だけに集中できます。また、４つの操作部のみで行う操作も、人間工学に基づいて設計されています。

　「ライカT」はライカのシステムカメラとしては初めて、Wi−Fi機能を搭載しており、撮影した静止画や動画をスマートフォンやタブレット、パソコンにワイヤレスで転送して、メールやFacebookなどのSNS（ソーシャルネットワーキングサービス）で共有できます。

　ライカTならではのユニークな専用アクセサリーも充実しています。ライカTシステム専用に開発された「ライカビゾフレックス」は高精細な外付け電子ビューファインダーで、カメラ本体にマッチするデザインです。角度を調整できるので、普段とは違ったアングルやクリエイティブな撮影も可能です。また、GPS受信機も内蔵しています。新製品の外部フラッシュユニット「ライカSF　２６」は、発光部は角度の調整が可能です。日中シンクロなどのさまざまなテクニックを使ったフラッシュ撮影が可能なほか動画撮影時はLEDビデオライトとして使用できます。また、マウントアダプター「ライカT用Mレンズアダプター」を使用して、ライカMレンズを装着することも可能です。さらに、メロンイエロー、オレンジレッド、ブラック、ホワイトの４色のトレンドカラーを採用した上質なカバーやストラップなどのアクセサリーも豊富にラインアップしています。

　※製品画像・参考資料は添付の関連資料を参照