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三菱商事、コートジボワールにおける石油・ガス探鉱事業へ参画
コートジボワールにおける本邦初の石油・ガス探鉱事業への参画
三菱商事は、西アフリカ・コートジボワール共和国沖合の石油・ガス探鉱鉱区権益を、アナダルコ社(AnadarkoPetroleum、本社:アメリカ・テキサス州ウッドランド)社より20%取得することで合意しました。今後、コートジボワール共和国政府から承認を得て、本権益の譲渡が完了します。
対象鉱区は、コートジボワール共和国南岸から約50km沖合、水深2,000m深海に位置するCI−103鉱区です。アナダルコ社、タロー社(Tullow Oil Plc、本社:英国、ロンドン)、コートジボワール共和国・国営石油会社ペトロシ社(Petroci、本社:コートジボワール、アビジャン)が権益を保有しており、2012年の探鉱井掘削により既に石油・ガスの胚胎が確認されています。当社参画後は、以下の権益比率にて地質調査や試堀井堀削等、開発投資意思決定に向けて探鉱事業を推進します。
※参考資料は添付の関連資料を参照
近年、コートジボワール共和国の隣国であるガーナ共和国において大規模油田が発見されたことから、アフリカ西岸部は世界的にも有望な石油・ガスの埋蔵地域の一つとして探鉱事業が活発に展開されています。当社は、業界でも随一の深海域での探鉱/開発技術を持つアナダルコ社と共に、長年蓄積してきた当社のアフリカ西岸部での知見を活かし、本事業に取り組む所存です。尚、本事業は本邦企業として初めてのコートジボワール共和国での石油・ガス探鉱事業となります。
当社は「経営戦略2015〜2020年を見据えて〜」において、2020年頃までに資源分野の持分生産量を倍増することを掲げています。東南アジア、米国メキシコ湾、英領北海、豪州等、既存の探鉱開発事業に加え、新興地域であるアフリカ西岸部での探鉱事業を推進し、石油・天然ガス等のエネルギーの安定供給に貢献して参ります。また本事業を通じて、コートジボワール共和国の経済発展にも寄与して参ります。
※参考画像は添付の関連資料を参照
<Andarko Petroleum社概要>
(1)本社所在地:1201 Lake Robbins Drive,The Woodlands,Texas,United States
(2)事業内容:石油・天然ガスの探鉱・開発・生産事業
(3)代表者:Chairman,President and Chief Executive Officer,R.A Walker
(4)設立:1959年
(5)従業員数:約5,700名(2013年12月末時点)
(6)http://www.anadarko.com/
<Tullow Oil Plc社概要>
(1)本社所在地:9Chiswick Park,566 Chiswick High Road,London,United Kingdom
(2)事業内容:石油・天然ガスの探鉱・開発・生産事業
(3)代表者:Chief Executive Officer,Aidan Heavey
(4)設立:1985年
(5)従業員数:1,548名(2014年7月末時点)
(6)http://www.tullowoil.com/index.asp?pageid=1
<Petroci社概要>
(1)本社所在地:Immeuble les Heveas−14 boulevard Cadre−Plateau,Abidjan,Cote d"Ivoire
(2)事業内容:炭化水素、及びその他全ての関連物質の開発・探鉱。またその副産物含めた輸送・貯蔵
(3)代表者:Managing Director,Daniel Gnangni
(4)設立:1975年
(5)http://www.petroci.ci/index.php?numlien=10000
<三菱商事株式会社の概要>
(1)本店所在地:東京都千代田区丸の内二丁目3番1号
(2)事業内容:
地球環境・インフラ事業、新産業金融事業、エネルギー事業、金属、機械、化学品、生活産業の7グループに、ビジネスサービス部門を加えた体制にて、幅広い産業を事業領域として多角的なビジネスを展開
(3)代表者:代表取締役社長 小林 健
(4)設立:1950年4月1日
(5)従業員数:68,383名(連結ベース、2014年3月末時点)
(6)http://www.mitsubishicorp.com