Article Detail
JR東日本、鉄道電力設備に「無線式センサ」を導入
鉄道電力設備における無線式センサの導入について
○JR東日本では、ICTを活用した業務革新をめざして研究開発を進めています。その一つとして、「無線式センサ」の開発を進めてきました。
○このたび、変電所から電車へ電流を流す「き電線」の接続金具に無線式の温度センサを取り付け、列車による巡回検査の際にデータ収集を行います。
○これによりき電線の劣化状態を把握することで、故障予兆の検知ならびにCBM(※)による効果的な設備メンテナンス手法の確立をめざします。
※CBM:状態基準保全 Condition Based Maintenance
1.無線式センサ導入の概要
・本センサは、温度測定値を無線で送信し、そのデータを携帯型データ収集装置(リーダ)及びタブレット端末で収集するものです。株式会社日立製作所と共同で開発しました。
・線路沿線の設備に取り付けたセンサから、最高130km/hで走行する列車でデータを効率的に収集できます。センサを変えることで温度以外の測定も可能です。
2.導入線区
常磐線 北千住〜我孫子間(先行導入区間)
3.使用開始予定
2015年4月
※他線区への導入については、先行導入の検証結果を踏まえ検討を進めてまいります。
<別紙>
*添付の関連資料を参照