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帝人ファーマ、新事業創出に向け岩国事業所に融合製剤棟を新設
素材技術とヘルスケア技術の融合による新事業創出に向けて
岩国事業所に融合製剤棟を新設
帝人ファーマ株式会社(http://www.teijin-pharma.co.jp/)(本社:東京都千代田区、社長:宇野 洋)は、素材技術とヘルスケア技術の融合による画期的な医薬品開発に向けて、このたび、岩国事業所(山口県岩国市)に融合製剤棟を新設することとしました。
※完成予想図は添付の関連資料を参照
1.背景・経緯
(1)帝人グループは、中長期経営計画で掲げた「技術ポートフォリオ変革」の一環として、素材技術とヘルスケア技術の融合による新規ヘルスケア事業の創出を目指しています。
(2)その新規ヘルスケア事業創出の1つとして、一般財団法人化学及血清療法研究所と共同で、高機能繊維製造技術と医薬品製造技術の融合による画期的な医薬品である、止血・接着効果の高い外科手術用シート状フィブリン糊接着剤「KTF−374」の開発を推進するなど、融合領域における実用的な研究開発に積極的に取り組んでいます。
(3)こうした中、岩国事業所の製薬技術研究所内に、新たな融合領域の製剤開発拠点として融合製剤棟を新設し、「KTF−374」の治験薬製造や量産化プロセスの開発、および融合領域の新規製品開発に向けた体制の整備・強化を図ることとしたものです。
2.融合製剤棟について
(1)目的:「KTF−374」治験薬製造に必要となるGMPゾーンや製造装置、試験設備を設置するとともに、新規融合製剤研究のスペース・設備を確保する。
(2)仕様:鉄骨2階建、床面積約2,300m2
(3)投資額:約20億円
(4)工期:2014年10月着工、2015年秋完成予定