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五洋建設、シンガポールで完成引渡を受けた自航式ポンプ浚渫船の稼動開始
世界最新鋭の大型自航式ポンプ浚渫船「CASSIOPEIA V」稼動開始
五洋建設株式会社(社長 清水琢三)は、このほどシンガポールジュロンタウン公社(JTC、Jurong Town Corporation)から、JVで受注したチュアスフィンガーワン埋立工事において、今年8月にシンガポールで完成引渡を受けた世界最新鋭の自航式ポンプ浚渫船「CASSIOPEIA V(カシオペア ファイブ)」を投入し、まもなく稼動を開始します。
ポンプ浚渫船はラダー先端に取付けられたカッターにより海底地盤を掘削し、その土砂を浚渫ポンプで海水とともに吸上げ、パイプラインを通じて送る作業船です。CASSIOPEIA Vは当社が36年ぶりに建造した大型ポンプ浚渫船であり、五洋建設の伝統とヨーロッパの最新技術を融合させた次世代を担うフラッグシップです。世界最新鋭のポンプ浚渫船の投入により、効率的な施工を図ってまいります。
当社は1965年にシンガポール営業所を開設して以来、数々の大型プロジェクトに参加してまいりました。シンガポールでは港湾を始め、鉄道、道路、エネルギー関連施設など大型インフラ案件が引き続き予定されており、同国を海外事業の主要マーケットの一つと考え、積極的な営業展開を継続してまいります。
■世界最新鋭の技術を装備した自航式ポンプ浚渫船「CASSIOPEIA V」
「CASSIOPEIA V」は五洋建設が36年ぶりに建造した大型ポンプ浚渫船で、当社の伝統とヨーロッパの最新技術を融合させた次世代を担うフラッグシップです。
※参考画像は添付の関連資料を参照
<特長>
・高い浚渫能力
国内最大のポンプ浚渫船(DE8000PS)と比較して約1.4倍の大容量浚渫ポンプを搭載し、大量・長距離の土砂輸送が可能です。また、大型カッターラダーと高性能カッター駆動装置の搭載で岩盤掘削においても高い能力を発揮します。
・厳しい海象でも作業が可能
大口径スパッドおよびスパッド緩衝装置により、厳しい海象条件下での浚渫が可能です。
・自動浚渫機能搭載による高い施工精度
スイングウインチ、ラダーウィンチ等の浚渫機器は自動運転が可能であり、高い施工精度を実現します。
・自航式による高い機動性
全旋回式推進機やスパッド転倒システムを装備した自航式ポンプ浚渫船のため、機動性が高く、航行区域は遠洋であり全世界での活躍が可能です。
※工事概要などは添付の関連資料を参照