塩野義製薬、欧州でHIVインテグラーゼ阻害薬ドルテグラビルなどの販売承認を取得

HIVインテグラーゼ阻害薬ドルテグラビルを含む配合剤（Triumeq(R)）の
欧州における承認取得に関するViiV社の発表について


　塩野義製薬株式会社（本社：大阪市中央区、代表取締役社長：手代木功、以下「塩野義製薬」）は、インテグラーゼ阻害薬ドルテグラビルを含む配合剤（Triumeq(R)）について、本剤を開発中のViiVHealthcare　Ltd．（本社：英国ロンドン、Chief　Executive　Officer：Dr．Dominique　Limet、以下「ViiV社」）が欧州委員会より同剤の販売承認を取得し、２０１４年９月３日（英国時間）にプレスリリースを行いましたので、お知らせいたします。

　Triumeq(R)は、ドルテグラビルに核酸系逆転写酵素阻害薬であるアバカビルおよびラミブジンを配合し、１日１回１錠の簡便な服用を可能としたHIV感染症治療薬です。抗HIV薬による長期間の多剤併用療法が標準的な治療法となっているHIV感染症治療において、本剤は患者さまの長期の服薬遵守への貢献が期待されます。ViiV社は、２０１４年８月２２日付けで米国食品医薬品局（FDA）からTriumeq(R)の承認を取得しており、今回の承認取得により、ViiV社を通じて欧州のHIV患者の皆さまにも新たな治療の選択肢が提供されることとなります。

　ドルテグラビル（製品名：Tivicay(R)（テビケイ））は、当社とViiV社との共同研究開発から見出された新規HIVインテグラーゼ阻害薬であり、現在はViiV社が全世界での関連化合物を含めた開発ならびに販売の権利を保有しています。塩野義製薬はViiV社の株主として、今後も同社の経営に参画することで、Tivicay(R)、Triumeq(R)ならびに関連化合物の価値最大化に貢献してまいります。


以上