日本TI、試作を迅速かつ簡単にするワイヤレス・ハプティクス開発キットを発表

日本TI、業界初のハプティクス＋Bluetooth開発キットを発表
広範な用途で触覚フィードバック機能の搭載評価を容易に


　日本テキサス・インスツルメンツは、偏心モーター（ERM）とリニア・バイブレータ（LRA）方式によるハプティクス効果搭載の試作を迅速かつ簡単にする業界初のワイヤレス・ハプティクス開発キットを発表しました。新しい『DRV２６０５EVM−BT』ハプティクスBluetooth開発キットは、Bluetooth(R)low　energy（BLE）と無償のiOSアプリを使用し、煩雑な配線やハプティクス波形の生成をせずに、ライセンス済みの１００種類を超えるハプティクス効果を収録したライブラリから触覚フィードバック、通知、アラートなどの機能のためのハプティクス・シーケンスとLED点灯パターンの作成が可能になります。ハプティクスBluetooth開発キットの詳細とサンプルの注文についてはhttp://www.tij.co.jp/drv2605evm-bt-pr-jpをご覧ください。

　システム設計者はハプティクスBluetooth開発キットを使い、ウェアラブル、携帯医療用機器から、ヒューマン・マシン・インターフェイス（HMI）の操作パネルや拡張現実など広範な触覚機能付きアプリケーション向けに、Immersion社のライセンス済みライブラリからハプティクス効果を選択し、テストを行うことができます。この開発キットは、ERM／LRA向けの『DRV２６０５』ハプティクス・ドライバ（http://www.tij.co.jp/product/jp/DRV2605）と、SimpleLink(TM)Bluetooth　low　energy『CC２５４１』ワイヤレス・マイコン（http://www.tij.co.jp/product/jp/CC2541）を搭載しています。また、LRAが実装されアルカリ電池で動作するため開発キットを機器の表面に取り付け、迅速なハプティクス効果確認を可能にします。さらにiOSアプリ（https://itunes.apple.com/tn/app/ti-haptic-bluetooth-kit/id896947182?mt=8）により、オンボードLEDの制御が可能になり、光の点滅効果も併用して評価することができます。

　TI　Designsのリファレンス・デザインにより、スペースに制約のある低消費電力ワイヤレス・システムおよびタッチ・リモコン、スマート・ウォッチ、携帯型インシュリン・ポンプなどへのハプティクス技術の搭載を可能にします。Bluetooth　Low　Energy搭載ハプティクス・フィードバックとiOSアプリ・リファレンス・デザイン（http://www.tij.co.jp/tool/jp/TIDA-00266）（『TIDA−００２６６』）には、腕に装着する製品のための回路図やレイアウト・ファイル、試験結果、サンプル・コード、ユーザー向けの包括的なドキュメンテーションのほか、CADファイルも収録しています。

　新しいハプティクスBluetooth開発キットは、ハプティクス容量性タッチ評価キット（http://www.tij.co.jp/tool/jp/DRV2605EVM-CT）（『DRV２６０５EVM−CT』）やHapTouchブースタパック（http://www.ti.com/devnet/docs/catalog/thirdpartydevtoolfolder.tsp?actionPerformed=productFolder&productId=17680&DCMP=hpa-aip-hap-wearablerefdes&HQS=ep-mcu-msp430-wearablerefdes-boostxl-haptouch-evm-en）（『BOOSTXL−HAPTOUCH）』など、TIのハプティクス開発ツール・ラインアップに新たに加わったツールです。


＜価格と供給＞

　ハプティクスBluetooth開発キット（http://www.tij.co.jp/drv2605evm-bt-pr-jp）（DRV２６０５EVM−BT）は、単価（参考価格）９９ドルで供給中です。無償のiOSアプリ（https://itunes.apple.com/tn/app/ti-haptic-bluetooth-kit/id896947182?mt=8）は、Apple　App　Storeで入手可能です。


＜TIのハプティクス・ドライバ製品ラインアップに関する情報＞

　・ハプティクスBluetooth開発キットの注文（http://www.tij.co.jp/drv2605evm-bt-pr-jp）
　・『DRV２６０５』（http://www.tij.co.jp/product/jp/DRV2605）のデータシートのダウンロード、サンプルの注文
　・ハプティクス技術（http://focus.ti.com/docs/training/catalog/events/event.jhtml?sku=OLT412001&keyMatch=haptics&tisearch=Search-EN）に関するビデオや『DRV２６０５（http://focus.ti.com/general/docs/video/Portal.tsp?entryid=0_2mpisxrl&lang=en&DCMP=hpa_amp_drv2605_en&HQS=drv2605-prv）』のデモ・ビデオを参照（英語）

　アナログ製品の情報共有や設計の問題解決には、TI　E２E日本語コミュニティのアナログ・フォーラム（http://e2e.ti.com/group/jp/f/892.aspx）をご利用ください。


＜ハプティクス技術について＞

　ハプティクス技術はユーザー・インターフェイスとして振動による触覚フィードバックを利用する技術で、製品の差異化とユーザー体験の向上を可能にします。ハプティクス技術は消費者向けの携帯機器やタッチベース・デバイスで広く普及していますが、産業機器や車載システムの分野でも、ユーザー体験の向上や集中力低下防止のための手段として新たな用途を開拓しつつあります。ハプティクス技術の詳細はhttp://www.tij.co.jp/haptics-pr-jpをご覧ください。

　※　すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。

　＊製品画像は添付の関連資料を参照


■テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて

　テキサス・インスツルメンツは（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI）は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する１０万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：田口　倫彰、略称：日本TI）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

■読者向けお問い合わせ先
　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
　プロダクト・インフォメーション・センター（PIC）
　URL：http://www.tij.co.jp/pic

以上