野村総研、「TRUE　TELLERテキストマイニング」リアルタイム版の提供を開始

「TRUE　TELLERテキストマイニング」リアルタイム版の提供を開始

〜ビッグデータ活用で自社製品の不具合や従業員のコンプライアンス違反などを即時に発見〜



　株式会社野村総合研究所（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：嶋本　正、以下「NRI」）は、２００１年から提供しているテキストデータ解析ツール「TRUE　TELLER（トゥルーテラー）（＊１）テキストマイニング」を、他のシステムと連携できるようにAPI（＊２）化し、「TRUE　TELLERテキスト解析API」の製品名で、９月１日に提供を開始します。

　ネット上や電子メールで行きかうテキスト情報を解析することによって、自社製品の不具合や従業員のコンプライアンス違反の発見・検知を行う手法が具体化してきています。しかし、解析の対象となる情報の量が飛躍的に増えていることや、これらのデータの大部分が、情報システムを用いた自動処理が容易な「規則性のあるデータ」ではなく、フォーマットが不規則であるといった問題を抱えています。そのため、各種のテキストマイニングツールが解析に活用されていますが、それらの多くは、定期的（１日単位など）に自動でバッチ処理を行う形式が一般的であり、即時検知を行うことはできませんでした。

　今回、NRIがTRUE　TELLERで行うAPI化により、下記が実現できます。

　■自社のコールセンターシステムなどの外部システムから、テキストデータを自動で取込み
　■１件ごとに解析処理を実行し、結果を外部システムに自動配信（即時検知）
　■GUI（＊３）を用いた、柔軟かつ容易なメンテナンス方式で、自社で各種の条件設定が可能

　上記のAPI機能を利用すると、ユーザ企業はリアルタイムで下記のようなことが実現できます。

　■SNSの情報を元にした、自社システムの障害発見
　■コールセンターへの問い合わせ内容を元にした、自社製品の不具合の発見
　■営業担当者と顧客の対話音声やメール内容を元にした、コンプライアンス違反の発見


　TRUE　TELLERテキスト解析APIの価格は、５０万円／コア（税別）です。詳細については、下記のURLをご参照ください。
　http://www.trueteller.net/

　※ロゴは添付の関連資料を参照

　＊１　TRUE　TELLER：
　コールセンターへの問い合わせやアンケートへの回答など、顧客から寄せられる膨大なテキストデータを数値化・分析して、商品開発やサービスの改善などに役立てることができる、NRIが開発した一連のテキストマイニングソリューション。これまでに、５００社以上（合計８５０ライセンス）に導入した実績がある。

　＊２　API（Application　Program　Interface）：
　プログラミングの際に使用可能な命令や規約、関数等の集合のこと。APIを利用することで、自分でプログラミングすることなく、その機能を利用したソフトウェアの作成が可能となる。

　＊３　GUI（Graphical　User　Interface）：
　ユーザに対する情報の表示にグラフィックを多用し、大半の基礎的な操作をマウスなどのポインティングデバイスによって行うことができるユーザインターフェースのこと。

　※参考資料は添付の関連資料を参照