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三菱電機、3.6Vのバッテリー駆動で4W出力を実現したMOSFETを発売
3.6Vのバッテリー駆動で業界最高出力4Wを実現
業務無線機用 高出力 MOSFET「RD04LUS2」発売のお知らせ
三菱電機株式会社は、業務無線機の電力増幅器に使用されるシリコン高周波デバイスの新製品として、3.6Vのリチウムイオン1セルバッテリー駆動で業界最高(※1)となる4W出力を実現したMOSFET(※2)「RD04LUS2」を9月1日に発売します。
※1:2014年8月28日現在。当社調べ。
※2:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor:金属酸化膜半導体製の電界効果トランジスタ
*製品画像は添付の関連資料を参照
<新製品の特長>
1. 3.6V駆動で4W出力を実現し、業務無線機の送信距離の拡大に貢献
・MOSFETレイアウトの高密度化により、送信出力4Wを実現(当社従来製品(※3)比74%改善)
・高出力化により、3.6Vのリチウムイオン1セルバッテリー駆動の無線機の送信距離を拡大
※3:当社従来製品「RD02LUS2」
2. ドレイン効率65%の実現で業務無線機の消費電力を低減
・MOSFET構造の最適化により、業界トップクラスのドレイン効率(※4)65%(※5)を実現
・消費電力の低減により送信時間の延長に貢献
※4:増幅器に供給された電力が高周波出力に変換される時の効率で、高いほど性能が優れる
※5:527MHzでの標準値
<発売の概要>
*添付の関連資料を参照
<発売の狙い>
近年、携帯電話の普及に伴い3.6Vリチウムイオン1セルバッテリーの低価格化が進むなか、業務無線機市場でも従来の7.2Vバッテリーよりも安価な3.6Vバッテリーで高出力使用できる無線機の開発が期待されています。
一方、低電圧のバッテリーを使用することにより送信出力も低下するため、携帯電話に比べて高い送信出力を必要とする業務無線機においては、3.6Vのバッテリー駆動でも高送信出力を実現できる電力増幅器の開発が求められていました。
当社は今回、電力増幅器に使用されるシリコン高周波デバイスの新製品として、3.6V駆動で業界最高となる4W出力を実現したMOSFETを発売します。
これにより、3.6V駆動 無線機の送信距離を拡大し、普及に貢献します。
<主な仕様>
*添付の関連資料を参照
<環境への配慮>
本製品は、RoHS(※6)指令(2011/65/EU)に準拠しています。
※6:Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment
<製品担当>
三菱電機株式会社 高周波光デバイス製作所
〒664−8641 兵庫県伊丹市瑞原四丁目1番地
<お客様からのお問い合わせ先>
三菱電機株式会社 半導体・デバイス第二事業部 高周波光デバイス営業第二部
〒100−8310 東京都千代田区丸の内二丁目7番3号
TEL:03−3218−4880
FAX:03−3218−4862
URL:http://www.MitsubishiElectric.co.jp/semiconductors/