大日本印刷とDNPメディアクリエイト、デジタルえほんの導入支援サービスを開始

大日本印刷とDNPメディアクリエイト　デジタルえほんの導入支援サービスを開始
商業施設のキッズスペースなどにデジタルえほんを導入し、子供連れ客の来店を促進


　大日本印刷株式会社（以下：DNP）と、DNPグループ会社で商業印刷物やイベントの企画・制作を手がける株式会社DNPメディアクリエイト（以下：DMC）は、商業施設や自動車販売店などのキッズスペースや、子供向けサービス事業者にデジタルえほんの導入を支援する「デジタルえほんパッケージサービス」を、本格的に開始します。当サービスは、デジタルえほんを閲覧できるタブレット端末の提供に加え、デジタルえほんを楽しむ空間作りやイベントの開催を支援し、子連れ客の来店を促進します。


【サービス開始の背景】
　DNPとDMCは、子供連れ客の来店促進を目的として子供向けのサービスやイベントを企画したいという、商業施設や自動車販売店、住宅展示場などのキッズスペースや子供向けサービス事業者などのニーズを踏まえ、デジタルえほんパッケージサービスを開発しました。

　デジタルえほんとは、タブレット端末のインタラクティブ（双方向）な操作や動画・音声など、デジタルならではの機能を活用して、子供の知的好奇心を育む絵本のデジタルコンテンツです。小さな子供も直感的に操作できるほか、家族や友達とコミュニケーションしながら利用することも可能です。

　DNPは、２０１３年１月にオープンした、生活者向け体験型ショールーム『コミュニケーションプラザ　ドットDNP』（東京都新宿区）内の「デジタルえほんミュージアム」（写真１）で、デジタルえほんの体験コーナーや読み聞かせワークショップなどを展開しています。ここで培ったノウハウなどを生かして、今回、キッズスペースや子供向けサービス事業者に、デジタルえほんの提供と、それに関連して子供が楽しく時間を過ごせる空間作りなどを行うデジタルえほんパッケージサービスを開始します。


【デジタルえほんパッケージサービスの概要】
　複数のデジタルえほんの閲覧が可能なタブレット端末のレンタルや販売に加え、楽しさを演出する空間作りや、デジタルえほんと連動したイベントの企画・運営などを行います。紙の絵本や販促物の提供、オリジナルのデジタルえほん制作などにも対応します。本棚をイメージした、デジタルえほんの選択画面（写真２）には、導入企業のロゴが入れられるほか、オプションで企業独自の画面デザインの制作も可能です。

　子供の年齢や興味に合わせて「おはなし」「ゆびあそび」「やってみよう」「かんがえてみよう」の４つの種類に分類し、それぞれからバランスよく選んだデジタルえほんを組み合わせて、１０または２０コンテンツをパッケージ化して提供します。オプションで導入企業の希望するデジタルえほんを組み合わせることも可能です。コンテンツは、絵本に関わるイラストやテキスト、音源などの著作権者や販売元から、商業施設での利用許諾を得ているため、安心して利用できます。


○デジタルえほんの種類と特長：
　・「おはなし」：誰でも知っている昔話や童話に、動画や読み聞かせ機能が付いています。
　・「ゆびあそび」：指でタップ（軽くたたく）していくうちに絵が完成するなど、小さな子供でも飽きずに楽しめます。
　・「やってみよう」：創造力や想像力を喚起させ、子供が能動的に楽しめます。
　・「かんがえてみよう」：デジタルならではの機能で、楽しみながら思考できます。

　※サービスの詳細はこちらをご参照ください

　http://www.dnp.co.jp/dmc/solution/solmenu23.html


【想定される利用場所】
　・キッズスペース：子連れ客をターゲットとし、落ち着いた商談を行うためにキッズスペースを設置している自動車販売店、住宅展示場、銀行、車用品店、保険販売店など。
　・商業施設・娯楽施設：子供連れ客の来店・リピート利用を増やしたい施設など。
　・幼稚園・託児所・図書館：子供に直接サービスを提供している施設など。


【参考価格】
　ご要望に合わせて、個別にお見積します。

　・１０コンテンツ搭載のタブレット端末３台を２週間レンタルする場合：６０万円〜

　※消費税と送料、スペースデザイン、イベントなどは別途


【今後の展開】
　DNPとDMCは、今後も出版社と協力して、子供の知的好奇心を育むコンテンツ作りやサービスを推進するとともに、導入企業のニーズを反映させて、本パッケージサービスの向上を進めていきます。

　両社は、デジタルえほんに関連して、２０１６年度までの３年間累計で２億円の売上を目指します。


　＊写真１と写真２は添付の関連資料を参照