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神戸製鋼、米国アルミ鍛造部品の製造・販売拠点の生産能力増強工事が完了

2014-08-30

■米国アルミ鍛造拠点における生産能力増強工事の完了について
〜日・米・中3極で月産100万本体制の確立と更なる生産強化へ〜


 米国における自動車サスペンション用アルミ鍛造部品の製造・販売拠点であるKobe Aluminum Automotive Products, LLC(以下 KAAP)は、総投資額約66百万米ドル(約68億円)で昨春より能力増強工事を進めて参りましたが、今月工事が完了し、量産稼動を開始しました。これにより、KAAPの生産能力は月産28万本から42万本へと従来比1.5倍に増加し、神戸製鋼グループ全体では日本・米国・中国3極合計で月産100万本体制となりました。

 世界第2位の自動車市場である米国では、今後も自動車生産台数は増加し、2013年の約1,600万台から2020年には約1,800万台となるものと見込んでおります。加えて、2025年に向けた燃費規制(CAFE)の強化に対応するために車体軽量化ニーズが加速しており、アルミサスペンションの需要は急速に拡大しております。

 当社と三井物産株式会社、豊田通商株式会社との合弁会社であるKAAPは、北米における自動車サスペンション用アルミ鍛造部品のトップメーカーです。日系のみならず、欧米系自動車メーカーへの納入実績も豊富で、品質においても高い評価を戴いております。これまで、メカニカルプレス4台で生産を行ってきましたが、足下はフル稼働の状態にあり今後の需要増に対応するため、溶解鋳造設備1ラインと6,300トンメカニカルプレス2台を新たに設置しました。

 当社の自動車サスペンション用アルミ鍛造部品事業は、日本の大安工場(三重県いなべ市)、中国の神鋼汽車●部件(蘇州)有限公司(江蘇省蘇州市、以下 KAAP−CHINA)、米国のKAAPと、日・米・中3極生産体制を構築しており、今回のKAAPでの能力増強により、3極合計で月産100万本体制となりました。
 更に、KAAP−CHINAでは、2015年秋にメカニカルプレス1台を追加導入することを、今年3月に意思決定しております。総投資額は約20億円で、月産能力は25万本から35万本へ拡大します。
 今後も、米・中2大市場を中心に、アルミサスペンションの需要はグローバルに拡大すると見込まれます。当社は、こうした需要を確実に捕捉するため、適宜各工場の能力増強を実行し、自動車サスペンション用アルミ鍛造部品市場で確固たる地位を築いて参ります。

 ※●印の文字の正式表記は添付の関連資料を参照


<KAAP概要>
 社名:Kobe Aluminum Automotive Products,LLC
 所在地:米国ケンタッキー州ボーリンググリーン市
 設立:2003年5月
 代表者:小池 進
 従業員:約350名(今回の能力増強により約50名を増員)
 資本金:2,400万米ドル
 株主構成:当社60%、三井物産(株)25%、豊田通商(株)15%

(ご参考)

 ※添付の関連資料「参考資料」を参照


「関連ページ」
 >米国における自動車サスペンション用アルミ鍛造部品の生産設備増強について
  http://www.kobelco.co.jp/releases/2013/1187944_13519.html
 >アルミ・銅事業
  http://www.kobelco.co.jp/alcu/index.html
 >Kobe Aluminum Automotive Products,Llc. http://www.kobeal.com/



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