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ヤマハ発動機、スウェーデン船舶用エンジンメーカーのボルボ・ペンタ社と協力関係を強化
ヤマハ発動機とボルボ・ペンタ社の提携について
ヤマハ発動機株式会社は、スウェーデンの船舶用エンジンメーカーAB Volvo Penta(ボルボ・ペンタ)社(代表者Goran Gummeson/ゴラン グメソン)との間で、より強固な協力関係を構築することを目指した合同ワーキングチームを設置することで合意しました。
当社とボルボ・ペンタ社は船外機用操船制御システムの共同開発に合意し、2010年12月1日に契約を締結しました。本契約は今後ますます重要になるエレクトロニクス分野での技術的なシナジーを目指したものです。契約には資本面での提携は含まれていませんが、協力関係を強化することで両社の顧客満足向上につながるものと考えています。
すでに日本市場においては、ボルボ・ペンタ社製船舶用エンジンの販売協力を当社が行うことで合意しており、ほかの地域でも同様な協力の可能性を検討していきます。さらに、北米では独立系ボートビルダーに対するマーケティング活動について協議を始めているほか、サービスや物流、補修部品などの領域に提携を広げる可能性についても検討を進めています。
ボルボ・ペンタ社は約4000カ所のサービスポイントを含むディーラーネットワークを持ち、マリン業界では最大級のグローバルサービスネットワークを現在提供しており、当社も180以上の国と地域でマリンビジネスを展開しています。今回の技術提携において共通の通信プロトコルを採用したことで、今後診断ツールやスキルの標準化、アフターサービス分野でのシナジーの可能性が広がっています。
なお、両社の合同ワーキングチームの立ち上げは、2月中にも設置される予定です。
※両社のコメント、会社概要は添付の関連資料を参照