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NEC、日本ATMのATM監視システムの共通基盤をクラウドサービスで提供
NEC、日本ATMのATM監視システムの共通基盤をクラウドサービスで提供
NECは、日本ATM株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:中野 裕、以下 日本ATM)に対し、金融機関のATM監視システム「GAIA」(ガイア、(注1))の共通基盤をクラウドサービス(IaaS、(注2))で4月から提供開始しました。
日本ATMはこれまで、自社の監視センターにおいて、原則金融機関ごとに専用のATM監視システムを構築し、ATM監視サービスを提供してきました。
今回、NECは、自社のデータセンターに大規模なATM監視システムが稼働できる共通基盤を構築しました。日本ATMは、この共通基盤をクラウドサービスで利用し、複数の金融機関において共通のATM監視システムを構築します。
NECは、「社会ソリューション事業」に注力しており、その中核領域の一つであるクラウド事業の技術・ノウハウを用いて、今回の共通基盤を構築しました。NECはビジネスインフラを支える本共通基盤の提供を通じて、日本ATMの顧客サービスの向上とシステム基盤の強化に貢献していきます。
<背景>
日本ATMグループはATM監視アウトソーシングサービスを実施しています。具体的には、ATMの稼働状況の監視、遠隔での障害復旧操作や警備会社への出動要請、顧客からの問い合わせ対応を金融機関に代わって提供しています。これまでは、金融機関ごとにATM監視システムを構築してきたため、新たな金融機関に対する迅速なサービス提供などが課題でした。
<本共通基盤の特長>
1.本共通基盤を利用することで、日本ATMは、新たな金融機関への迅速なサービス提供が可能になります。
2.本共通基盤は、2ヶ所のデータセンターに構築して冗長性を確保するとともに、データセンターは、FISC(注3)発行の『金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準』の設備基準に準拠した高い安全性を確保しており、信頼性の高いサービス提供を実現しています。
NECグループは、「2015中期経営計画」をもとに安全・安心・効率・公平という社会価値を提供する「社会ソリューション事業」をグローバルに推進しています。当社は、先進のICT技術や知見を融合し、人々がより明るく豊かに生きる、効率的で洗練された社会を実現していきます。
以上
(注1)GAIAは日本ATM株式会社様の登録商標です(登録5656162号)。
(注2)IaaS:Infrastructure as a Service
(注3)FISC:公益財団法人 金融情報システムセンター
(The Center for Financial Industry Information Systems)
「本件に関するお客様からの問い合わせ先」
NEC 第三金融ソリューション事業部 第一ソリューション部
TEL:03−5746−3919
E−Mail:webstaff@fsp.jp.nec.cpm