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丸紅と豊田通商、米St.Charles天然ガス焚き火力発電事業へ出資参画

2014-08-19

米国St.Charles天然ガス焚き火力発電事業への出資参画について


 丸紅株式会社(以下「丸紅」)と豊田通商株式会社(以下「豊田通商」)は、米国メリーランド州においてSt.Charles天然ガス焚き火力発電所(以下「セントチャールズ発電所」)の建設・運営に参画します。本件の出資比率は、丸紅が50%、豊田通商が25%、米国のクリーン電源ディベロッパー Competitive Power Ventures Holdings,LLC(以下「CPV社」)が25%となります。

 セントチャールズ発電所は発電容量725MW、2014年8月の本格着工、2017年の完工・商業運転開始を予定し、北米最大の電力卸売市場であるPJM(Pennsylvania−New Jersey−Maryland)を通じて電力を供給する計画です。米国では老朽化した石炭火力発電所・原子力発電所の退役による電力供給源の減少に対応するものとしてガス火力発電が期待されており、セントチャールズ発電所は、高効率の新規電源として米国首都周辺の電力安定供給に貢献して行きます。

 丸紅は電力事業において北米地域を重要市場と位置づけ、世界的な低炭素電源の重要性の高まりと共に、これまでにガス火力発電事業、再生可能エネルギー発電事業を中心としたクリーンエネルギー案件の取り組みに注力して来ました。

 本件によって、丸紅が保有する発電資産は、全世界で35,419MW(総量)、10,961MW(出資持分換算)に拡大します。丸紅は、全世界で展開する電力事業の知見・経験を活かし、エネルギー効率に優れたシステムの採用、再生可能エネルギーを通じて環境に配慮した電力安定供給に取り組みます。

 豊田通商は、北米地域を電力事業分野における重要市場の一つと位置づけ、売電形態の多様化と電力事業の拡大により現地での電力安定供給に取り組んでいます。CPV社とは2013年に米国ニュージャージー州天然ガス焚き火力発電事業に参画しており、本件はPJM卸売市場向け第二号案件となります。

 豊田通商は、今後も同市場での天然ガスの利用・エネルギー効率に優れたシステムの採用・再生可能エネルギー利用による、環境に配慮した発電事業を積極的に推進して行きます。


以上


<案件概要>

■案件名
 St.Charles Power Project

■事業概要
 米国PJM電力卸売市場売電に基づく天然ガス火力発電所の建設・運営。

■所在地
 米国メリーランド州チャールズ郡

■持分構成
 丸紅50%、豊田通商25%、CPV社25%

■発電容量
 725MW、米国GE社製ガスタービン

■商業運転開始
 2017年(予定)


<発電設備設置場所>

 ※添付の関連資料を参照


<関係会社概要>

■会社名
 Competitive Power Ventures Holdings,LLC

■本社所在地
 米国、メリーランド州

■設立年
 1999年

■業務概要
 北米地域におけるクリーン電源発電事業の開発・運営を行う独立系ディベロッパー

■従業員数
 約35名



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