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オリエンタルモーター、バッテリレスアブソリュートセンサー内蔵AZシリーズ搭載のDGIIシリーズを発売
バッテリレスアブソリュートセンサ内蔵ステッピングモーターAZシリーズ搭載
中空ロータリーアクチュエータ DGIIシリーズを新発売
オリエンタルモーター株式会社(取締役執行役員社長:野村重幸 本社:東京都台東区東上野4−8−1)は、中空ロータリーテーブルとステッピングモーターの一体型製品DGIIシリーズに、バッテリレスアブソリュートセンサ内蔵AZシリーズを搭載した製品を新発売しました。
※製品画像は添付の関連資料を参照
【概要】
DGIIシリーズは、中空ロータリーテーブルとステッピングモーターを組み合わせた一体型製品で、今回発売した新製品にはバッテリレスアブソリュートセンサ搭載のクローズドループステッピングモーターユニットαSTEP AZシリーズが組み合わされています。そのため、外部センサレス、バッテリレスで駆動できます。
【背景】
ステッピングモーターと大口径の出力テーブルを一体化した中空ロータリーアクチュエータは、ベルトやプーリなどの機構部品を組み立てる場合に比べ、機構設計や調整などの手間やコストを削減でき、装置の生産性向上や納期短縮に貢献する製品として発売してきました。一方、近年は設備の高機能化、稼働率向上のために、位置制御のアブソリュート化も進んでいます。そこで、クローズドループステッピングモーターユニットαSTEPにバッテリレスアブソリュートセンサを搭載したAZシリーズを中空ロータリーアクチュエータDGIIシリーズと組み合わせ、さらなる設計時間の短縮・生産性向上に貢献するよう新発売しました。
【特徴】
1.設計時間の手間削減
出力テーブルには、装置のテーブルやアームを直接取り付けることができます。ベルト、プーリなどの機構部品を使用した場合に比べ、機構設計、部品手配、ベルトテンション調整などの手間やコストを削減できます。
2.高出力・高剛性・高精度
出力テーブルにクロスローラベアリングを採用し、最大許容トルクは、12N・mと高出力。また、最大許容アキシアル荷重2000N、最大許容モーメント50N・mと高剛性です。型番が大きくなるほど受けられる許容モーメントが大きくなり、負荷モーメントに対する変位置が小さくなります。
繰り返し位置決め精度は±15arcsec(±0.004°)
3.大口径中空出力テーブルで省配線・配管
大口径の中空穴(貫通)は、引き回しが複雑な配線・配管に利用することができ、装置設計の簡略化が図れます。中空出力テーブル 最大φ62mm。
4.アブソリュート方式
出力テーブルと組み合わせているクローズドループステッピングモーターユニットαSTEP AZシリーズは、小型でバッテリレスの多回転アブソリュートセンサ<ABZOセンサ>を搭載(特許取得)しているため、簡単な原点設定、原点復帰が可能です。お客様は別途原点センサを用意する必要がないので、コストダウンが図れ、装置設計の自由度がアップします。
5.バッテリレス
ABZOセンサは機械式センサなので、バッテリが不要です。位置情報はABZOセンサで機械的に管理されるため、電源を落としても、モーター/ドライバ間のケーブルを外しても、位置情報を保持できます。
6.高信頼性
モーターがクローズドループステッピングモーターユニットαSTEPなので、通常時はパルス指令に同期してオープンループ制御で運転し、過負荷時には即座にクローズドループによる制御に切り替わり位置の補正を行うため、急激な負荷変動や急加速でも運転を継続します。
7.高応答性・短時間位置決め
ステッピングモーターは、パルス指令に対して同期運転を行い、小型で高トルクを発生するため加速性・応答性に優れています。そのため短距離位置決めを短時間で駆動します。
8.便利な運転・設定
AZシリーズの機能を使うと、中空ロータリーアクチュエータの出力テーブル上で座標管理がおこなえるため、設定した目標位置に向かって最短距離で移動する回転方向で運転します。また、装置上で障害物がある場合、出力テーブル上で可動させたくない範囲を設定できます。
9.装置立ち上げ時間の短縮
中空ロータリーアクチュエータを運転する際に必要なパラメータが、出荷時に設定されており、装置立ち上げ時間短縮に貢献します。
【種類と価格(税抜)】
※添付の関連資料を参照
【拡販を狙う市場】各種製造装置・検査装置など産業用に幅広く拡販します
【販売目標】3年後 DGIIシリーズ全体で2000台/月
【発売日】2014年8月11日
※カタログは添付の関連資料を参照
【お客様問合せ先】
東京都台東区東上野4−8−1
オリエンタルモーター株式会社 東京支社
お客様ご相談センター
フリーコール(0120)925−410
以上