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三菱商事、米国ルイジアナ州の天然ガス液化事業の最終投資を決定
キャメロンLNGプロジェクトの最終投資決定
三菱商事株式会社(以下、当社)は、米国ルイジアナ州のキャメロンLNG社(以下、CLNG社)を事業主体とする天然ガス液化事業(キャメロンLNGプロジェクト)の最終投資決定を8月6日(米国ニューヨーク現地時間)に行いました。
本プロジェクトの総投資額は、約100億米ドルとなり、内74億米ドルについては、国際協力銀行及び民間金融機関との融資契約(一部につき、独立行政法人日本貿易保険による保険が付保)を同日締結しております。CLNG社は、同社が保有するキャメロンLNG輸入基地(所在地:ルイジアナ州ハックベリー)を輸出基地へと転用する為、新たに年間1,200万トン(400万トン×3系列)の天然ガス液化関連設備を建設、2018年からの商業生産開始を予定しています。
当社は、日本郵船株式会社(以下、日本郵船)との米国合弁事業会社(Japan LNG Investment LLC、以下JLI社)を通じてCLNG社に出資し、CLNG社の株主構成は、センプラ社50.2%、GDF Suez社(以下、GDFS社)16.6%、三井物産株式会社(以下、三井物産)16.6%、JLI社16.6%(内、当社70%、日本郵船30%)となります。
CLNG社は、自由貿易協定(FTA)締結国向けのLNG輸出許可を米国エネルギー省から取得しております。また、日本を含むFTA未締結国向けの輸出許可も2014年2月に条件付きで取得しており、2014年10月には最終的な輸出許可が発行される見込みです。
本プロジェクトにおいて、当社は、原料となる天然ガスを市場から調達、独自手配済のパイプラインにて輸送のうえ、LNG基地運営者であるCLNG社に天然ガス液化作業(LNG生産作業)を委託し、生産された当社分約400万トン/年のLNGを、日本を中心にアジア新興市場等の需要家へ販売する予定です。
日本は現在、LNGの大部分を東南アジア及び中東から輸入しておりますが、当社は、米国からもLNGを輸入することで、調達先及びLNG価格指標の多様化を実現し、本邦エネルギーの更なる安定供給に貢献して参ります。
以上
※以下の資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
・スキーム図
・地図
・キャメロンLNG基地 写真
・各社の概要