田中貴金属、貴金属ジュエリーリサイクルシステムの１月〜６月の買取実績を発表

田中貴金属の貴金属ジュエリーリサイクルシステムRE：TANAKA（リ・タナカ）
２０１４年１月〜６月の買取実績を発表
金、プラチナともに価格が落ち着きを見せ、買取実績は減少


　田中貴金属工業株式会社（本社：千代田区丸の内、代表取締役社長：田苗明）は、２００９年６月２３日からサービスを開始した、一般消費者に安心と信頼、明確な買取基準を明示する貴金属ジュエリーリサイクルシステム『RE：TANAKA』（リ・タナカ）の２０１４年１月から６月までの買取実績をまとめました。

　※本文中の金・プラチナ・銀の価格はすべて税抜き小売価格です。

◆半年間で金鉱石約１４．０万トン分の金、プラチナ鉱石約４．１万トン分のプラチナを回収
　田中貴金属工業が２０１４年１月から６月までに回収した『RE：TANAKA』（リ・タナカ）での金の買取実績は約１．０トン（９８２．２kg）、プラチナの買取実績は約０．２トン（２０５．１kg）、銀の買取実績は約０．６トン（６２６．１kg）で、３品種の合計買取実績は約１．８トン（約１，８１３．４kg）となりました。金鉱山から採掘される金鉱石１トンに含まれる金の含有量を約７gとすると、半年間で回収した金の総量約９８２．２kgは、金鉱石約１４．０万トン分。プラチナ鉱石１トンに含まれるプラチナの含有量を約５gとすると、半年間で回収したプラチナの総量約２０５．１kgは、プラチナ鉱石約４．１万トン分に相当。１年間で家庭に眠る貴金属ジュエリーから金・プラチナ鉱石の約１８．１万トン分に相当する貴重な貴金属資源を循環させたことになります。

◆上期の金とプラチナの平均価格は昨年同時期比を下回り、買取実績も昨年同時期比で減少
　２０１４年の金価格は、新興国からの資金流出による通貨安やそれに伴う新興国経済への不透明感などを背景に３月まで上昇し、３月１７日に国内価格は今年最高値となる４，５６３円／gをつけました。その後、ウクライナ情勢の緊張緩和や、欧州中央銀行（ECB）の主要政策金利引き下げなど、追加金融緩和を決定したことによるユーロ安ドル高の影響などで徐々に下落し、１月から６月までの平均価格は、昨年同時期の４，７０９円／gを約４００円下回る、４，２９７円／gとなりました。
　プラチナ価格については、ウクライナ情勢における緊迫化や南アフリカ鉱山会社での労働争議の長期化を背景に、年初から高値圏を推移します。その後、上昇要因であったウクライナ情勢の緊張が緩和されたことや、南アフリカ鉱山会社の労働争議終結に向けた動きなどにより上値が抑えられ、１月から６月までの平均価格は昨年同時期の４，８４８円／gを約５０円下回る、４，７９６円／gとなりました。
　『RE：TANAKA』における２０１４年上期の金とプラチナの買取実績は、価格推移に比例した動きを見せ、それぞれで減少し、金、プラチナ、銀の上期買取実績は、昨年同時期（２０１３年１月〜６月）と比べて金が６５．５％減少、プラチナが４８．５％減少、銀が５６．０％減少しました。

　２０１４年上期は金価格とプラチナ価格の落ち着きを背景にして買取実績が減少する結果となり、一般生活者が市場動向を様子見していたことがうかがえます。
　金価格が高値圏で推移することを背景に、世界全体の金のリサイクル量は増加傾向にあり、貴金属リサイクルに注目が集まっています。そのような中、田中貴金属工業では、家庭に眠る貴金属製品を回収し社会に還流させる事を、"都市鉱山を開発"すると同様の活動ととらえ、貴金属ジュエリーリサイクルシステム『RE：TANAKA』（リ・タナカ）を推進することで、希少な貴金属資源の循環や、鉱山開発による自然環境ダメージの軽減へ貢献しています。


　＊以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照