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日立システムズ、ITサービス事業を強化でマレーシア企業を買収
IT事業拡大に向けたマレーシア企業の買収を決定
東南アジアにおけるデータセンター関連事業を強化
株式会社日立システムズ(代表取締役 取締役社長:高橋 直也(※)、本社:東京都品川区/以下、日立システムズ)とマレーシアのITソリューションプロバイダーであるSunway Technology Sdn Bhd(以下、サンウェイテクノロジー)は、マレーシアをはじめとする東南アジアにおけるITサービス事業を強化するため、両社の合弁会社であるHitachi Sunway Information Systems Sdn.Bhd.(以下、日立サンウェイ)を通じて、マレーシアで事業展開するITサービス企業Free Net Business Solutions Sdn Bhd(以下、FREENET社)を買収してグループ会社化します。さらに、マレーシアのPowerware Systems Sdn Bhd(以下、PWS社)と資本業務提携(30%のマイノリティ出資)を行います。なお、本買収および出資に伴い、日立システムズおよびサンウェイテクノロジーは、日立サンウェイへ追加出資を行います。
※社長名の正式表記は添付の関連資料を参照
経済成長を続ける東南アジアでは、日系企業を含む多数の外国企業が進出しており、現地企業を含め、ITサービスの需要が急速に高まっています。とりわけ、マレーシアは電力や水道などの社会インフラの整備も整ってきていることから多くの製造業が進出しているほか、金融機関が集積するシンガポールと隣接しておりデータセンター(DC)拠点としても有望であり、DCサービスのニーズが急速に高まってきています。
日立サンウェイは、東南アジアでの事業を強化している日立システムズが、同社として東南アジアに初めて設立した合弁会社で、本社をマレーシアに構え、シンガポール、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムに子会社を有しています。事業開始後、順調に業績拡大を続けており、さらなるITサービス事業拡大のために、DCサービス分野の強化を図りたいと考えていました。
こうした背景を踏まえ、日立システムズとサンウェイテクノロジーは、日立サンウェイへ追加出資を行い、日立サンウェイを通じて東南アジアにおけるDC事業に本格的に取り組むための企業買収ならびにパートナー企業への出資を行うことを決定しました。具体的には、日立サンウェイがマレーシアでデータセンターの運用を手がけるFREENET社を買収してグループ会社にします。あわせて、マレーシアで、データセンターのコンサルティング・設計・構築などを手がけるPWS社にマイノリティ出資を行い経営に参画します。
日立サンウェイは、これら一連の買収や資本業務提携により、DCのコンサルティング・設計・構築から運用サービスまでワンストップで手がけられるようになります。また、日立サンウェイがマレーシアに新設し、今秋に営業開始を予定しているデータセンターは、PWS社が設計・構築し、日立サンウェイが運用・サービス提供を担当します。
日立システムズグループは中期経営計画で掲げる2015年度売上目標5,000億円、海外売上高比率10%の達成に向け、各種施策を展開しています。今回の買収および資本業務提携によりグローバル事業の強化・拡大を図り、本目標の達成をめざします。
・以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照
以上
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