マンダム、頭髪のボリューム感低下には頭皮上の脂質が影響していることを発見

マンダム、男性の加齢毛研究から
「ミドルの頭皮脂は『粘り』が上昇、
頭髪のボリューム感を低下させることを発見。」



　株式会社マンダム（本社：大阪市　社長執行役員：西村元延　以下マンダム）は日本人男性の頭皮や髪の研究に取り組み、ミドル男性（３０歳代後半から５０歳代までの中年男性）の頭髪のボリューム感の低下には、髪の毛が細くなることに加えて、頭皮上の脂質（頭皮脂）が影響していることを明らかにしました。ミドル男性の頭皮の脂質組成はヤング男性（１０歳代後半から２０歳代までの若年男性）に比べて、トリグリセリドの比率が高く、粘性（ねばる性質）があり、流動性が低いことが明らかになりました。
　マンダムでは、２０１１年２月に発売するミドル専用ブランド「ルシード」のスタイリング剤にこの研究結果を反映し、粘性の高い頭皮脂を吸収しボリュームを維持するスタイリング機構を提案しています。
　なお、この研究成果に関連し、ミドル頭皮脂モデルを用いた評価試験に関する国内特許を出願いたしました。


１．「頭髪のボリューム感の低下」した男性の３０％が「髪がアブラっぽい」
　男性の頭髪に関する悩みとしてよく知られているのは「ボリューム感の低下」や「薄毛化」といった現象です。マンダムで２０１０年６月に実施した意識調査では、４０歳代の男性の５人に１人が「ボリュームがない」「髪が細い」「髪が少ない」と感じると答えています。一方で、「頭髪のボリュームがない」と感じている人のうち約３０％が「頭髪がアブラっぽい」と感じており、「頭髪のボリュームがある」と感じている人の場合（約２０％）と比べて割合が高いことが分かりました。そこで、「頭髪のボリューム感の低下」と「頭髪のアブラっぽさ」にはなんらかの関係があるのではないかと考えました。


２．細くなる髪の毛と「ボリューム感の低下」
　マンダムでは、２００６年９月にミドル男性とヤング男性計７１名の頭髪の調査を行い、ミドル男性では、見た目や手触りの「ボリューム感」や「ハリコシの高さ」が低下していることを確認しています（２００７年６月　日本基礎老化学会にて発表）。ミドル男性ではヤング男性と比較して髪の毛が細くなっていました（図１）。また、髪の毛の太さとボリューム感には相関があり、髪の毛が細いほどボリューム感は低下することが分かりました（図２）。このことから、ミドル男性の頭髪のボリューム感が低下する原因の一つは、加齢によって髪が細くなることであるといえます。

　＜図１．年代による毛髪の太さの変化／図２．毛髪の太さとボリューム感の関係＞

　　※添付の関連資料を参照



※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照