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三井住友海上、三井住友アセットマネジメントが設定するキャットボンドの投資助言を開始
国内損害保険会社初、キャットボンドの投資助言業務を開始
MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社(社長:柄澤 康喜)は、三井住友アセットマネジメント株式会社(以下、SMAM)と投資顧問契約を締結し、7月28日から、SMAMが設定するキャットボンド(大災害債券)ファンドの運用に関して投資助言を開始します。
当社は、投資助言業務の認可を取得し、自然災害リスクやキャットボンド投資についての知見・ノウハウを活用して、国内損害保険会社で初めてキャットボンドファンドの運用に関する投資助言を新規業務として始めるものです。
1.ファンド運用の概要
三井住友海上は、損害保険会社として蓄積してきた自然災害リスクに関する知見や2006年から実施しているキャットボンド投資に関するノウハウを基に、キャットボンドファンドを設定・運用するSMAMに対して、個別銘柄の選定や売買等の助言を行います。SMAMは、三井住友海上の投資助言を基に運用を行い、年金投資家や機関投資家へ他の金融資産と相関の低い投資機会を提供します。
【ファンド運用のイメージ】
※添付の関連資料を参照
2.キャットボンドについて
キャットボンドとは、保険でカバーされる地震や台風等の大自然災害リスクを資本市場へ移転する大災害債券です。あらかじめ定めた基準を超える災害が発生しなければ、利回りに加えて元本が投資家へ償還されますが、災害が発生した場合は元本の一部もしくは全額が減額される仕組みです。
キャットボンドは景気や経済動向の影響を受けづらく、他の金融資産との相関が低いことから、分散投資を志向する機関投資家による購入が世界的に増加しており、2014年3月時点での発行推定残高は2兆円に上ります。
【キャットボンドの仕組み】
※添付の関連資料を参照
以上