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東京ガス、米キャメロンLNGプロジェクトからのLNG購入で三井物産と契約締結
米国キャメロンLNGプロジェクトからの液化天然ガス購入に関する契約書の締結について
東京ガス株式会社(社長:広瀬道明、以下「東京ガス」)は、本日、米国キャメロンLNGプロジェクト(以下「本プロジェクト」)からの液化天然ガス(以下「LNG」)の購入に関して、三井物産株式会社(社長:飯島彰己、以下「三井物産」)と売買契約書を締結しました。
本プロジェクトは、三井物産が参画するキャメロンLNG LLC社(以下、「キャメロンLNG社」)が、米国ルイジアナ州のキャメロンLNG受入基地に、天然ガス液化プラントを新設し、米国内で生産されるシェールガスをはじめとする天然ガスを精製・液化し、年間最大1200万トンのLNGを輸出するものです。このうち、三井物産は年間400万トンのLNGを引き取り、東京ガスは、三井物産から年間約52万トンのLNGを米国天然ガス市場(ヘンリーハブ)価格リンクで、またこれまでのものと比べて柔軟に仕向地の変更が可能な契約で購入します。
東京ガスは、2013年4月に米国コーブポイントプロジェクトから年間140万トンのLNGを購入することに合意しております。今回、本プロジェクトからのLNG調達により、複数の米国プロジェクトからLNGを調達することで、ヘンリーハブ価格に準拠したLNGの確実な調達が実現できると考えています。
東京ガスは、「チャレンジ2020ビジョン」の中で、原料価格の低減に向け、非在来型LNGを含む原料調達の多様化・拡大、また海外におけるLNGバリューチェーンの拡大を目指しており、本プロジェクトからのLNG調達は、その実現に繋がるものとなります。
■LNG売買契約の概要
売主:三井物産株式会社
買主:東京ガス株式会社
契約期間:2020年から約20年間
契約数量:8隻/年(約52万トン/年)
価格指標:米国ガスハブ(ヘンリーハブ)価格リンク
受渡条件:Ex−ship 本船着桟渡し
■契約スキーム図
※添付の関連資料を参照
■キャメロンLNGプロジェクトについて
【概要】
・事業主体(液化事業会社)
キャメロンLNG LLC社
(センプラ・エナジー社100%子会社、三井物産は16.6%出資参画予定)
・出荷基地
キャメロンLNG基地(米国ルイジアナ州)
・液化能力
1200万t/年 うち、三井物産は、400万t/年の引取り
・商業生産開始予定
2018年頃
【地図】
※添付の関連資料を参照
以上