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大日本印刷、植物由来のアルミ蒸着フィルム「バイオマテック VM−PETフィルム」を発売

2014-07-24

植物由来のアルミ蒸着フィルム『バイオマテック(R)VM−PETフィルム』発売
高機能包材バイオマテックシリーズの製品ラインアップを拡充



 大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、世界で初めて、植物由来の原料を使用した『バイオマッテック PETフィルム』にアルミ蒸着を施した『バイオマテック VM−PETフィルム』を開発しました。食品や日用品の包装材として本年8月に販売を開始します。

 *参考画像は添付の関連資料「参考資料(1)・(2)」を参照


【バイオマテックVM−PETフィルムの特長】

 DNPは、環境への負荷や持続可能性、生物多様性に配慮した多様な包装材を積極的に開発しています。その一環として、2012年に植物由来の原料を含むポリエチレンテレフタレート(PET)を使った『バイオマテックPETフィルム』を、2013年には、酸素と水蒸気の高いバリア性と透明性を両立させた『バイオマテックIB−PETフィルム』を世界に先駆けて開発・量産し、食品などの包装材に提供しています。

 今回新たに開発した植物由来のアルミ蒸着フィルム『バイオマテックVM−PET』は、酸素と水蒸気のバリア性だけでなく、遮光性にも優れています。太陽や蛍光灯の紫外線などによる内容物の劣化を防ぐとともに、アルミの光沢を生かした高級感のあるデザインで、生活者への訴求効果を高めることもできます。


【バイオマテックシリーズの環境対応と、その評価】

 バイオマテックシリーズは、原料の一部を石油由来から植物由来に置き換えて石油使用量を削減しながらも、石油由来フィルムと同等の機能を有する製品です。例えば、『バイオマテックPETフィルム』は包装材の最表面の印刷層に用いられるフィルムで、原料の約30%を占めるエチレングリコールを石油由来からサトウキビ由来のバイオエタノールに置き換え、石油使用量を削減しました。また、LCA(Life Cycle Assessment)によって環境負荷の低減効果を定量的に評価しており、石油由来のPETフィルムと比べて製品のライフサイクル全体で約10%のCO2排出量削減を実現しています。

 これらの特長が高く評価され、『バイオマテックPETフィルム』は、優れた包装の材料・技術・環境対応・デザイン・ロジスティクスなどを幅広く表彰する「2011日本パッケージングコンテスト」に入賞しました。また、『バイオマテックIB−PETフィルム』を用いた包装材が、包装技術の研究・開発、包装の合理化・改善・向上に顕著な業績をあげたものに与えられる「第38回木下賞 新規創出部門」を受賞しました。


【バイオマテックシリーズの主なラインアップ】

 *添付の関連資料を参照


【今後の展開】

 DNPは、現在、食品や飲料、日用品などのメーカーに提供している包装材を可能な限りバイオマテックシリーズに切り替えていく予定です。また、海外の食品や日用品メーカーからの関心も高いため、海外市場への展開も積極的に推進していきます。さらに、石油由来のフィルムと同程度の価格となるようコストダウンの取り組みを継続するとともに、紙容器や成型品など多様な形態の包装材にも展開し、バイオマテックシリーズの普及を促進していきます。

 DNPは、バイオマテックシリーズを利用した包装材で、2016年度に100億円の売上を目指します。


 ※「バイオマテック」は、大日本印刷株式会社の登録商標です。


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