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マクニカ、低消費電力TFT液晶モニター搭載のMIPI LCDカードを販売開始
マクニカ、MIPIR LCDカードを開発、Mpressionエムプレッションとして販売開始
=高精細高画質、低消費電力TFT液晶モニタとFPGAの柔軟性により
組込み機器への最適なデザイン評価/検証環境を提供=
株式会社マクニカ(神奈川県横浜市港北区新横浜1−6−3、代表取締役社長:中島 潔、以下マクニカ)は、このたび、アルテラ社製FPGAの搭載されている各種ボードとHSMCコネクタ(*1)を介して接続可能な高精細高画質、低消費電力TFT液晶モニタを搭載したMIPI LCDカードを開発、2014年8月より販売開始することを発表します。
MIPI LCDカードは、オルタステクノロジー社製TFT液晶モニタを搭載した評価用ボードです。本製品の開発によりアルテラ社製FPGAによる組込み機器のデザイン評価/検証環境において、高精細高画質な液晶モニタを活用して評価ができるようになりました。
このTFT液晶モニタは透過型液晶の美しさと屋外視認性の両立を実現しており、透過率が高く、超低消費電力でも充分な表示輝度が得られることから、ハンディターミナルなどの業務用携帯機器や、放送/映像機器、医療機器、監視システムなど、低消費電力で高画質が求められる市場において最適な液晶モニタとなっています。
本製品はアルテラ社製FPGAボードのHSMCコネクタを介してMIPI D−PHY DSIインタフェース(*2)によるTFT液晶モニタへの映像出力が可能です。本製品にDVI入力された映像ソースはV−by−OneRHSインタフェースに変換されHSMCコネクタを介してFPGAに接続されます。FPGA内部でNorthwest Logic社製MIPI DSI IP(*3)により処理されたデータはMeticom社製MIPI D−PHY DSIトランスミッタを経由してTFT液晶モニタへ映像が出力されます。
本製品はHSMCコネクタを搭載しているため、Mpressionブランドから販売されているHelio、Hydra、Beryll、Nitro(*4)の他、さまざまなアルテラ社製FPGA搭載評価ボードとHSMCコネクタを介して接続することで様々なタイプのFPGAとその機能を活用しMIPI DSIインタフェースのLCDパネルとの接続・デザインのご評価を行っていただくことが可能となります。国内ではアルテラを扱うマクニカグループの株式会社アルティマおよび株式会社エルセナで販売し、順次マクニカ オンラインストアにおいても取り扱いを予定しています。
マクニカはMIPI LCDカードをマクニカグループ総合技術ブランドMpressionのソリューションとして、日本国内に限らず、北米・中国・台湾・ASEAN諸国で各海外子会社より販売予定です。
●MIPIR LCDカード製品詳細 http://www.m-pression.com/ja/solutions/boards/mipi-lcd
*1:HSMC(High Speed Mezzanine Card)アルテラ社の評価ボードに搭載されている高速転送可能な拡張インタフェース
*2:MIPI=Mobile Industry Processor Interface,D−PHY=physical layerの名称,DSI=Digital Serial Interface
*3:Northwest Logic(NWL)社製のMIPIコントローラIPをご使用の場合は、有償でのご購入が必要となります
*4:マクニカオリジナル技術ブランドMpression(エムプレッション).として販売されているアルテラ社製FPGA搭載評価ボード
<「MIPI LCDカード」概要>
型式 ALTHSMCMIPILCD
TFT液晶モニタ COM48H4M87ULC(オルタステクノロジー社製)
MIPI D−HY コネクタ ATX526124(パナソニック社製)
MIP D−PHYDSI トランスミッタ MC20002(Meticom社製)
DVIレシーバ TFP401A(Texas Instruments社製)
TTL/CMOS to V−by−One(R)HS変換 THCV217(ザインエレクトロニクス社製)
インタフェース DVIx1
その他 コネクタ HSMCコネクタx1
外形寸法 78mmx156mm
提供物 MIPI LCDカード,リファレンスデザイン,マニュアル,回路図
発売予定時期 受注開始2014年7月22日 出荷開始2014年8月22日
<MIPI LCDカード外観>
※添付の関連資料を参照
<MIPI LCDカード・ブロック図>
※添付の関連資料を参照
※以下、リリース詳細は添付の関連資料を参照