不動産経済研究所、２０１４年上半期（１〜６月）の近畿圏のマンション市場動向を発表

《近畿圏のマンション市場動向》
−２０１４年上半期（１〜６月）


◎前年同期比２２．９％減の８，７２７戸。大阪市部、大阪府下、兵庫県下、奈良県が減少。
◎価格は３，５５０万円（０．５％アップ）、ｍ2単価５１．６万円（２．２％アップ）。
◎発売の先送りが続く。

（１）１〜６月の発売は８，７２７戸、前年同期比２２．９％減。
　’１３年１万１，３１８戸、’１２年１万３３４戸、’１１年９，３０５戸、’１０年１万２３１戸、’０９年１万１５７戸、’０８年１万１，８５７戸、’０７年１万５，０９６戸、’０６年１万４，３１１戸、’０５年１万４，０７８戸、’０４年１万５，８２３戸、’０３年１万５，２７１戸、’０２年２万４４３戸、’０１年１万７，２７４戸、’００年１万９，６０１戸、’９９年１万６，６９８戸、’９８年１万３，０５２戸、’９７年１万５，３０６戸、’９６年２万６３３戸（過去最多）、’９５年１万６，０８８戸、’９４年１万８，０６６戸。

（２）契約率平均は７７．３％、前年同期の８０．４％に比べ、３．１ポイントのダウン。

（３）１戸当たり価格は３，５５０万円、１ｍ2当たりの単価は５１．６万円。
　前年同期比で戸当たり１８万円（０．５％）アップ、ｍ2単価は１．１万円（２．２％）のアップ。
　戸当たり価格、ｍ2単価ともに２年連続でアップ。

（４）継続販売戸数は１，９８１戸、’１３年６月末（１，７４５戸）比２３６戸増。


☆近畿圏のマンション市場動向＜２０１４年上半期（１〜６月）＞

１．２０１４年上半期（１〜６月）の新規販売戸数は８，７２７戸である。対前年同期（１１，３１８戸）比２２．９％（２，５９１戸）減である。

２．上半期の地域別発売戸数は大阪市２，８２１戸（前年同期４，４９２戸）、大阪府下１，７７２戸（同２，８３８戸）、神戸市１，２８５戸（同１，１９４戸）、兵庫県下１，０１２戸（同１，２７８戸）、京都市９０８戸（同８３２戸）、京都府下２７３戸（同１４８戸）、奈良県２６９戸（同３１２戸）、滋賀県２６８戸（同２１２戸）、和歌山県１１９戸（同１２戸）である。

３．前年同期実績に対する地域別増減率は大阪市３７．２％減、大阪府下３７．６％減、神戸市７．６％増、兵庫県下２０．８％減、京都市９．１％増、京都府下８４．５％増、奈良県１３．８％減、滋賀県２６．４％増、和歌山県８９１．７％増となっている。

４．上半期の１戸当たりの平均価格、ｍ2単価は３，５５０万円、５１．６万円である。
　前年同期は３，５３２万円、５０．５万円であったので、前年同期比総額では１８万円（０．５％）のアップ、ｍ2単価では１．１万円（２．２％）のアップである。

５．上半期の地域別平均価格、１ｍ2当たりの分譲単価は以下の通り。
　大阪市３，１３６万円、５５．７万円（前年同期３，５７７万円、５４．２万円）大阪府下３，６３２万円、４７．５万円（同３，４７８万円、４７．２万円）神戸市３，５７１万円、５０．６万円（同３，４７４万円、４８．４万円）兵庫県下４，２３６万円、５３．６万円（同３，８３６万円、５０．０万円）京都市４，０６１万円、５６．８万円（同３，５０６万円、５９．９万円）京都府下３，２１９万円、４３．３万円（同２，４８８万円、３０．９万円）奈良県３，９７９万円、５１．０万円（同３，４６５万円、４６．８万円）滋賀県３，１７４万円、４２．９万円（同２，７９０万円、３５．２万円）和歌山県２，８２８万円、３７．９万円（同２，４４４万円、３３．０万円）。

６．１〜６月の平均月間契約率は７７．３％で、前年同期の８０．４％に比べて３．１ポイントダウンしている。

７．１〜６月の総契約戸数（２０１３年末の継続販売戸数を含む）は９，００９戸で前年同期実績の総契約戸数１万２，３３０戸を３，３２１戸（２６．９％）下回っている。

８．上半期の即日完売戸数は２０７戸（発売戸数の２．４％）、フラット３５付戸数は５，６０４戸（６４．２％）であった。


　※以下の資料は添付の関連資料「添付資料」を参照を参照
　・地区別マンション供給戸数
　・価格の動き
　・新規マンション月間契約率（新規発売分）