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矢野経済研究所、ギフト市場に関する調査結果を発表
ギフト市場に関する調査結果 2014
〜ギフト市場における「競合」は「小売市場全体」へ〜
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内ギフト市場の調査を実施した。
1.調査期間:2014年5月〜6月
2.調査対象:ギフト卸・メーカー、小売(百貨店・量販店・専門店・通販)等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話によるヒアリング、郵送アンケート、文献調査併用
<ギフト市場とは>
本調査におけるギフト市場とは、個人、法人における贈り物や進物などを対象とし、中元・歳暮需要を含む。
【調査結果サマリー】
◆2013年度の市場規模は、前年度比100.9%の17兆4,500億円のプラス成長
2013年度のギフト市場規模は小売金額ベースで前年度比100.9%の17兆4,500億円であった。昨今のギフトは、主に品質重視であり、また、高単価のものも多く、これが市場を牽引した。また、中元・歳暮が「季節のイベント」として定着し、若い世代にも浸透しつつあることから、これも市場拡大の一因となった。
◆ギフトの進化〜中元・歳暮はイベント化、カタログギフトはインターネットギフトへ
かつては季節の儀礼的な贈答だった中元・歳暮が「季節限定品」が販売されるイベントに変化し、カジュアル化した。また、冠婚葬祭全てに対応し、年代や性別も問わない万能ギフトだった「カタログギフト」は贈られた紙のカタログから選ぶ形式から、インターネット上で商品を選ぶ形式へと進化してきている。
◆生活者の趣味・嗜好の多様化に伴い、ギフト商材も多様化、ギフト市場は小売業態の枠を超え、「競合」は「小売市場全体」へ
近年、生活者の趣味・嗜好は多様化し、ギフトの「定番」がなくなりつつある。贈られた人が喜ぶものであれば、全てギフトになる今、小売業は全て、「ギフト好適品」を取り扱う業種であるともいえる。ギフト市場においては、もはや競合は「同業他社」ではなく、小売市場全体であるものと考える。
【資料発刊】
資料名:「ギフト市場白書 2014」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C56110100
※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照