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商船三井、北極海航路の商業運航向け砕氷LNG船3隻の造船契約を締結
ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け新造LNG船3隻の造船契約を締結
〜世界初の砕氷LNG船によるLNG輸送プロジェクトに参画、北極海航路の商業運航を実施〜
商船三井(社長:武藤 光一、本社:東京都港区)は、このたび、先に中国海運(集団)総公司(China Shipping(Group)Company)と合弁で設立した船主会社を通じ、ロシア・ヤマルLNGプロジェクト向け輸送に参画することとなりました。
7月8日、同船主会社は、韓国・Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co.,Ltd.と新造砕氷LNG船3隻の造船契約を締結しました。
世界で初めて砕氷LNG船を使用した本プロジェクトへの参画は、当社にとって大きなマイルストーンになります。
本プロジェクトに投入される砕氷LNG船は、最大氷厚2.1mの氷海において単独砕氷航行可能な仕様となっており、ロシア・ヤマル半島サベッタ港のヤマルLNG基地から、通年にわたり世界各地への輸送に従事します。また夏季には北極海航路を経由して東アジア向けに運航されます。
本件は北極海航路における過去に例のない大型プロジェクトです。当社はこのプロジェクトへの参画を通じて、北極海航路運航のために必要なノウハウおよびリソースを蓄積して、当社事業の核である海上輸送サービスの一層の充実と拡大に取り組んでいきます。
※図は添付の関連資料を参照
【新造砕氷LNG船の概要】
主要寸法:全長 299m、幅 50m
船型:172,000m3メンブレン型
アイスクラス/仕様:ロシア船級 ARC7/極寒地を対象とした特別仕様
砕氷航行能力:船首砕氷バウ構造、船尾3軸PODプロペラ
最大砕氷能力 氷厚2.1m(後進時)
造船所:Daewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co.,Ltd.
※図などは添付の関連資料を参照