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日本生命、英国インフラデットファンドに約100億円を上限に投資
英国インフラデットファンドへの投資について
日本生命保険相互会社(社長:筒井義信、以下「当社」)は、6月30日、アリアンツ・グローバル・インベスターズ(CEO:Elizabeth Corley、以下「AGI社」)が新規に設定した英国インフラデットファンド(以下「当ファンド」)に対して、57百万ポンド(約100億円)(※1)を上限に投資を実施することを決定しました。なお、当社がインフラシニアデットファンドに投資するのは初めてとなります。
AGI社は、アリアンツSE(以下「アリアンツ社」)傘下の資産運用会社であり、インフラ投資に関して豊富な経験と実績を有しております。また、AGI社が運用する当ファンドは、主に英国の学校・病院・一般道路・送電線等の社会生活に密接に関わるインフラ施設等に対して長期の融資を行うファンドです。英国インフラ市場は、1990年代初めより行財政改革の手法としてPFI(※2)が他の先進国に先駆けて導入される等、世界有数の実績を持つことに加え、既存設備更新ニーズ等を背景に、今後も拡大が見込まれます。
当社は、当ファンドへの投資を通じ、AGI社との人材交流を深め、投資ノウハウの高度化に努めるとともに、今後世界的に成長が見込まれるインフラ領域における投資機会の発掘に役立ててまいります。
当社は、これまで、アリアンツ社の転換権付劣後債へ5億ユーロ(約590億円)(※3)の投資を行う等、パートナーシップ関係を強化してまいりました。また、当社とアリアンツ社は、生命保険事業に対する理念や哲学を共有できるパートナーとして、経営トップから実務レベルまで幅広い交流を実施しています。
AGI社が運用する当ファンドへの投資は、こうした両社のパートナーシップを背景とした取組みであり、本邦では当社が唯一、設定と同時に投資を実施いたします。両社は今後も引き続き様々な分野で協力関係を深めていくことを目指しております。
以上
(※1)1ポンド=172.6円で円換算(2014年6月末時点の為替レート)
(※2)PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアチブ)とは、民間の資金、経営能力及び技術力を活用し、公共施設等の設計・建設・改修・更新や維持管理・運営を行う公共事業の手法。
(※3)1ユーロ=117.4円で円換算(出資当時の為替レート)
*別紙は添付の関連資料を参照