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アフリカ開発銀行と野村証券、国内個人投資家対象のAfDB食糧安全保障債を販売
アフリカ開発銀行と野村證券、食糧安全保障債の販売について発表
アフリカ開発銀行(以下「AfDB」、ムーディーズ:Aaa、スタンダード&プアーズ:AAA、フィッチ:AAA)および野村證券は、国内の個人投資家を対象とするAfDB食糧安全保障債の販売を決定しました。今回発行されるのは、期間3年のブラジルレアル建債券で、野村グループが引受・販売をおこないます。本分野におけるAfDBと野村證券の連携は初めての試みです。
アフリカは、農業分野で大きな可能性があるにも関わらず、いまだに年間300億米ドルの食糧を輸入しています。AfDBでは、貧困削減と経済成長という目標を達成するためにアフリカ域内加盟国を支援する方法として、農業および食糧安全保障分野でのポテンシャルを非常に重視しており、農業の生産性および食糧安全保障の総合的な強化を通じて、アフリカ村落部の人々の暮らしを改善することができると考えています。AfDBは、農作物を安定的に収穫するための村落部のインフラ(村落部における道路、灌漑、電気、貯蔵施設、市場へのアクセス、自然保護のシステム、供給ネットワークなど)への投資を継続することで、アフリカ諸国の農業の生産性と競争力を高める支援をしていきます。AfDBは、当行の融資基準に従って、食糧安全保障債を通じて調達された手取金と同額を食糧安全保障事業に充当すべく、最善の努力を行います。
野村グループは、リスクに見合ったリターンを生み出すとともに社会および環境課題を解決することを目的とした社会貢献型投資の拡大を促進してきました。AfDB食糧安全保障債の引受・販売においても、投資を通じて社会に貢献したいという投資家の願いと、アフリカ諸国で推進される食糧安全保障問題に対応するプロジェクトの資金需要との橋渡し役を担っています。
以上
<アフリカ開発銀行について>
国際開発金融機関であるアフリカ開発銀行は、アフリカ大陸の経済成長と社会発展のために必要な資源を動員することを目的として1964年に設立されました。
アフリカ開発銀行は、53のアフリカ域内加盟国と、26のアフリカ域外加盟国(欧州、北米、南米、中東、日本を含むアジア)によって所有・運営されています。
<野村グループについて>
野村グループは、日本を含むアジアをマザーマーケットとし、グローバルに拠点をもつ金融サービスグループです。営業、アセット・マネジメント、ホールセールという3つの部門が、30を超える国々のネットワークを通じて、個人・機関投資家、企業、そして政府機関など、様々なお客様のニーズに応えたサービスを提供しています。