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TIS、企業向けクラウドサービスに大規模システムで活用できる機能とモデルを拡充

2011-02-17

企業向けクラウドサービス『TIS Enterprise Ondemand Service』
大規模システムで活用できる機能、モデルを拡充
〜「カスタムテンプレート機能」「商用ミドルウェア対応モデル」の提供を開始〜



 ITホールディングスグループのTIS株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:藤宮 宏章、以下TIS)は、企業向けクラウドサービス(PaaS/IaaS)『TIS Enterprise Ondemand Service』(ティアイエス エンタープライズ オンデマンド サービス)に、大規模システムでより活用しやすくなる機能および利用モデルを拡充したことを発表します。
 拡充したのは、保存した環境設定の再利用がいつでも容易になる「カスタムテンプレート機能」と、データベースなどの商用ミドルウェアをPaaS/IaaS環境でも必要最低限のライセンス費用で使用できる「商用ミドルウェア対応モデル(Limited モデル)」です。

 新機能である「カスタムテンプレート機能」は、ユーザが『TIS Enterprise Ondemand Service』のポータル画面上で環境の設定やアプリケーションのインストールを行った仮想マシンテンプレートとして保存でき、そのテンプレートをいつでも再利用することが可能となる機能です。この機能を利用することで、仮想マシン作成に要する時間の低減が可能になり、ユーザの作業効率の向上を図ることができます。

 既存の3つの利用モデルに新たに追加された「商用ミドルウェア対応モデル(Limited モデル)」は、物理サーバのCPU数を最小限に固定して、物理CPU数に依存したライセンス形態のミドルウェアを利用する際に適したモデルです。このモデルを選んだユーザは、データベースなどのミドルウェアライセンス費用を抑えることができるため、システム運用コストの最適化が図れます。

 今回の拡充により、クラウドサービスの利用を検討する企業は、業務やサービスの中核となる基幹システムや大規模な開発環境のITインフラとして、『TIS Enterprise Ondemand Service』をこれまで以上に利用しやすくなります。

 拡充内容の詳細は以下の通りです。

◆カスタムテンプレート機能
 新機能の「カスタムテンプレート機能」では、ユーザ自身で環境の設定やアプリケーションのインストールを行った仮想マシンテンプレートとして保存し、そのテンプレートを利用して仮想マシンをデプロイすることにより、テンプレートと同一のシステム環境をいつでも素早く作成することが可能となります。本機能は、『TIS Enterprise Ondemand Service』のポータルサイトから操作することができるため、保存した環境を利用することがより簡単になります。

 ■カスタムテンプレート機能は、以下のようなお客様のご要望にお応えします。
  ・テスト環境構築のために、各仮想マシンの設定を統一したいが、作業工数をかけたくない(利用例1)
  ・Webアプリケーションへの急なアクセス増加に備えて、システムのスケールアウトを短時間で行いたい(利用例2)
  ・アプリケーションの開発環境について、開発終了後はその環境が一定期間不要となるが、再び同一環境を利用する可能性があるため、設定内容を保存しておきたい(利用例3)

  ※各利用例のイメージ詳細は<別紙1>をご参照ください。

  <仮想マシンの再現・再利用が容易に>
   これまでの『TIS Enterprise Ondemand Service』では、複数の仮想マシンに同一の環境設定やアプリケーションのインストールを行う場合でも、台数分の作業工数が必要でしたが、カスタムテンプレート機能により、仮想マシン作成に要する時間を低減し、ユーザの作業効率の向上を図ることができます。

  <サービス利用コストの最適化も>
   また、テンプレート化した仮想マシンの設定情報のみを専用ディスクに保存すれば、仮想マシンそのものを稼働させ続ける必要がなくなります。この場合は、仮想マシン自体の使用料は発生せず、テンプレートを保存したディスク容量のみの使用料となるため、サービス利用のコストの最適化が図れます。TISの試算では、カスタムテンプレート機能を利用して設定内容を保存した場合、従来の仮想マシンの保持と比べて最大で約85%の運用コストを削減することが可能となります。また、保存したテンプレートは他ユーザには公開されず、自社環境でのみ使用可能であるため、セキュリティ面の問題もありません。

  ※ポータルサイト画面イメージなどは<別紙2>をご参照ください。

◆商用ミドルウェア対応モデル
 「商用ミドルウェア対応モデル(Limited モデル)」は、物理サーバのCPU数を最小限に固定することで、データベースなどの物理CPU数が課金対象となるライセンス形態の商用ミドルウェアをPaas/IaaS上で利用する場合に適した利用モデルです。本モデルは、最小構成で55,000円/月(税別)から利用可能です。

 ■「商用ミドルウェア対応モデル(Limited モデル)」は以下のようなお客様のご要望にお応えします。
  ・物理サーバで商用ミドルウェアを利用しており、サーバの保守切れが近づいているが、従来のアプリケーション環境を変更しないまま、クラウドサービスへシステムを移行して、必要最小限のライセンス費用で商用ミドルウェアを利用したい

 <ミドルウェアライセンスコストを最適化>
  企業の大規模システムに導入される一部の商用ミドルウェアでは、製品がインストールされたサーバのすべてのCPU数がライセンスカウントの対象となるため、複数の物理サーバで仮想マシンが稼働するクラウドサービス(PaaS/IaaS)上では、ユーザは実際に利用するミドルウェアが稼動する仮想マシンのCPU数以上のライセンス費用を支払う場合が多数あります。また、物理サーバの増強に応じてライセンス費用が増加するというデメリットも発生します。このため、クラウド利用のメリットである「コストの最適化」が実現できない場合が多数ありました。
  「商用ミドルウェア対応モデル(Limited モデル)」では、物理サーバのCPU数を最小限に固定しているため、物理CPU数に依存したライセンス形態のミドルウェアライセンス費用を必要最低限に抑えることができ、コストの最適化が実現できます。



*以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


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