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アナログ・デバイセズ、デジタル・アイソレータ・デバイスの新ファミリーを発表
アナログ・デバイセズ、SPI通信アプリケーション向け
デジタル・アイソレータ・デバイスの新ファミリー「ADuM315x」を発表
ADIのiCoupler(R)デジタル・アイソレータ技術により、
競合製品のフォトカプラやデジタル・アイソレータ・ソリューションに比べ、
6倍以上の高速化、80%の小型化と低コストを実現
アナログ・デバイセズ社(NASDAC:ADI)は、本日、シリアル・ペリフェラル・インターフェース(SPI)通信システム向けに最適化されたデジタル・アイソレータ・デバイスの新ファミリー「ADuM315x」を発表しました。ADuM315x SPIsolator(TM)デジタル・アイソレータ・ファミリーは、これまでに10億チャンネルを超える出荷数を誇る、ADIのiCoupler(R)デジタル・アイソレータ技術に基づいています。
このADuM315xは、最高40MHzまでのSPIクロック速度をサポートし、競合するフォトカプラや他のデジタル・アイソレータ・ベースのソリューションと比べ、6倍以上の高速化、80%以上の小型化と低コストを実現しています。SPIクロック速度の高速化によって、ADuM315xは、データ・アクイジション・システムにおいて、今まで以上に高いスループットを実現し、より優れた性能とより高速のシステム応答時間を可能にします。高レベルに機能集積されたADuM315xは、通常用いられている低速度のステータスやコントロール信号とともに、高速のSPI信号も絶縁するためのシンプルなソリューションを単一パッケージでシステム設計者に提供します。
ADuM315xファミリーは、産業用オートメーションや計測機器、さらにモーター・コントロールに用いられている分散制御システム、プログラマブル・ロジック・コントローラ、およびセンサー・モニターなど、一連の高データレートのSPI通信アプリケーションをサポートしています。
■ADuM315x SPIsolatorファミリーの詳細について
デジタル・アイソレータやフォトカプラ・ベースのソリューションでは、18個から32個の外付け部品を必要とします。しかし、高集積のADuM315x SPIデジタル・アイソレータ・ファミリーは、わずか3個の部品で済み、SPIデジタル絶縁ソリューションの設計を簡素化します。ADuM315xの特長は、最高40MHzまでのSPIクロック・レートをサポートするCLK、MO−SI、MI−SO、SSチャンネルにおいて、低伝搬遅延および低ジッタを実現していることです。新しいデジタル・アイソレータはまた、ADIの12、16、および18ビットの高精度A/Dコンバータ向けにも最高のサンプル・レートをサポートします。このファミリーの絶縁規格は3.75kVrmsで、2014年後半には5kVrms規格のSPIsolatorデバイスもリリース予定です。
■ADuM315xの主な特長:
・「ADuM3150」:最高40MHzクロック速度までサポートするマスター上において、追加汎用ポートとともに用いることができる部品のマスター側で遅延クロック出力をサポート
・「ADuM3151」「ADuM3152」「ADuM3153」:4つの高速チャンネルと、さらに3つの独立したロー・データ・レート・チャンネルをさまざまなコンフィギュレーションで提供
・「ADuM3154」:スレーブ・セレクト・マルチプレクサ・システムの提供により、最高4つのスレーブ・デバイスを1つのアイソレータからサービス可能
■価格と供給について
*添付の関連資料を参照
【詳細情報】
●ADuM315x
http://www.analog.com/jp/SPIsolatorVideo
*製品画像は添付の関連資料を参照
<アナログ・デバイセズについて>
アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P500インデックスの一社に挙げられています。
※iCouplerはアナログ・デバイセズ社の登録商標、SPIsolatorは同社の商標です。その他の商標はすべて、それぞれの所有者の財産です。