日本ラッド、クルウィットが提供する対サイバー攻撃アラートサービスを販売開始

日本ラッド、対サイバー攻撃アラートサービスの提供を開始


　日本ラッド株式会社（以下日本ラッド、JASDAQ上場、本社：東京都港区、代表取締役会長：大塚隆一）は、株式会社クルウィット（以下クルウィット、本社：東京都三鷹市、代表取締役：国峯泰裕）と販売代理店契約を締結し、クルウィットが提供する対サイバー攻撃アラートサービスのSiteVisor（サイトバイザー）の販売を開始しました。
　SiteVisorは独立行政法人情報通信研究機構が研究開発した対サイバー攻撃アラートシステムDAEDALUS（ダイダロス）を、クルウィットが商用化して販売しています。

　昨今、サイバー攻撃はその記事をメディアで見ない日がないといってもよいほど大きな社会問題になっています。手口も日に日に巧妙になってきており、多層防御システムをもってしてもマルウェア（悪意のあるソフト）の侵入を防ぐことは事実上困難で、侵入したマルウェアをいかに早く検知してシステムを防御するかが重要になってきています。メール添付ファイルの開封などからPCに侵入したマルウェアは、重要データの存在するサーバーの特定を行う第一段階として、そのPCがつながっているネットワークの調査を行います。代表的な手口としては、まず、ネットワークにつながっている全てのサーバーのIPアドレスを取得するために、IPアドレスの総当りでの通信を行います。この過程でシステム上に存在しないIPアドレスでの通信（（＊１）ダークネット）が発生します。
　SiteVisorはダークネットを内外のネットワークから検知するもので、特に日本ラッドは内部ネットワークを監視するSiteVisor　Private（＊２）の販売に力を入れて行きます。

　なお、日本ラッドは、すでに独立行政法人情報通信研究機構が研究開発したネットワークトラフィック可視化システムNIRVANA（ニルバーナ）を商用化してNIRVANA　Rappsとして販売しており、SiteVisorにNIRVANA　Rappsを連動させることで、従来のSiteVisorでは提供していない内部ネットワークのダークネット通信の可視化サービスの提供も開始しました。

　※参考画像は添付の関連資料を参照

　＊１：ダークネット
　インターネット上で到達可能かつ未使用のIPアドレス空間。通常のインターネット利用においては未使用のIPアドレスに対する通信は発生しないが、実際には大量の通信が発生。それら通信の多くはマルウェア（コンピュータウイルス）等による不正活動であり、ダークネットに届く通信を観測することでインターネット上の不正活動を把握することが可能。

　＊２：SiteVisor　Private（内部監視モデル）
　組織のPrivateエリアにダークネットセンサを設置して、組織内部の不正通信を検知。
　・検知タイプ：内部（Private）拡散型マルウェア、設定ミス。
　・導入メリット：業務エリア内に対する不正通信の把握が可能。
　・提供アラート：メールによるアラートと可視化によるアラート。またはNIRVANA　Rappsによる可視化。
　・利用顧客例：標的型（APT）攻撃対策を考えているお客さま、多層防御を考えているお客さま。

■製品について
　http://www.nippon-rad.co.jp/products/sitevisor.html

■株式会社クルウィットについて
　所在地：東京都三鷹市下連雀３−３４−８　三鷹ハイデンス５０９
　代表取締役：国峯　泰裕
　URL：http://www.clwit.co.jp/index.html
　２０００年設立。情報セキュリティ事業、インターネットサービス事業をコアビジネスとしています。　特に、近年はSiteVisorのサービスラインの拡充に伴い、セキュリティ関連製品を取り扱うベンダーとの協業に力を入れています。

■日本ラッド株式会社について
　所在地：東京都港区虎ノ門２−２−５　共同通信会館ビル
　代表取締役会長：大塚隆一
　JASDAQ上場（コード番号４７３６）
　URL：http://www.nippon-rad.co.jp/
　ソフトウェアの受託開発、システムインテグレーションを主業務とする１９９９年に公開したJASDAQ上場企業です。革新的なコア技術によるソリューション提供、フルターンキーのシステム構築・運用サービスを展開しています。近年は多次元ビジネス分析、地域交通インフラ、動画ネット配信等のソリューションに注力しています。