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大塚製薬、喘息やCOPDの発作時にいち早く吸入できる気管支拡張剤を発売

2014-06-26

喘息やCOPDの発作時に、いち早く吸入できる気管支拡張剤
「メプチン(R)スイングヘラー(R)10μg吸入100回」国内7月2日発売


 ●「メプチン」の吸入剤は、効果の発現が速やかで喘息の発作時に広く使用されている短時間作用性β2刺激剤(※1)(SABA(※2))として評価を得てその市場の5割以上を占める。今回の新製剤は喘息やCOPD(※3)の患者さんが簡単により早く吸入できる手のひらサイズの製品として発売

 ●国内の喘息患者数は約105万人で、年間の喘息死は約2,000人おり、特に高齢者の占める割合が多い(※4)。喘息の軽度発作時には速やかにかつ確実に吸入できることが鍵となるため、小児や高齢者でも直ぐに使える簡単操作のドライパウダー式吸入剤を大塚テクノ(株)と共同開発

 ●「メプチン」は、大塚製薬創製のβ2刺激作用の気管支拡張剤として1980年に発売以来、気管支喘息やCOPDの患者さんが年齢や病態に応じてより良好な服薬ができるように7剤形を開発。今回の新製品は12製剤目となる。現在「メプチン」は世界12カ国・地域で販売

 大塚製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:岩本太郎、以下、大塚製薬)は、気管支拡張剤メプチンのドライパウダー(※5)を使用する改良製剤として、「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」を7月2日に発売します。

 *参考画像は添付の関連資料「参考画像1」を参照

 「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」は、薬剤の残量がわかるドーズカウンターを装備したドライパウダー吸入式製剤「メプチンクリックヘラー10μg」(2005年発売)の改良品として、喘息やCOPDの患者さんが喘発作時等にすぐ吸入できる製剤として開発され、本年2月に承認を取得しました。本剤は、ドライパウダーを吸入するタイプなので、エアゾール型と異なり薬剤の噴霧と吸うタイミングを合わせなくても吸入できます。また、大塚製薬連結子会社である大塚テクノ株式会社と共同開発した粉末吸入器「スイングヘラー」は、小児及び高齢者にも使いやすいように操作をより簡素化しどこでも使えるように小型化した携帯に便利な容器です。ワンプッシュで1吸入分の薬剤がセットでき、容器とキャップを一体化することで防湿機能も付加しました。

 日本で気管支喘息患者さんは約105万人で性差はありません。近年、喘息の死亡者数は減少し、2011年の喘息による死亡数は約2,000人程度となりましたが、小児の喘息死は1割未満で、60歳以上の高齢者が成人喘息死の9割を占めています。
 効果発現が速やかなβ2刺激剤(SABA)である「メプチン」の吸入剤は、喘息の急性発作時のリリーバー(発作時の改善薬)として広く使用され、短時間作用性β2刺激剤市場で約5割以上を占めています。 また、COPDの患者さんは約530万人で(※6)、SABAは増悪時の第一選択薬であることはもとより、日常生活に支障をきたさないように息切れや咳などの症状が出やすい入浴時や運動時の前のアシストユースとしても使用されています。
 大塚製薬は、全身をみるトータルヘルスケアの製薬企業として、患者さんや医療関係者の皆さんの多様なニーズに応えられるよう、製剤開発、革新的な新薬の創製などあらゆる可能性を追求してまいります。

 ※1 β2(ベータツー)アドレナリン受容体刺激剤で、気管支拡張作用があり、気管支喘息、慢性気管支炎肺気腫などに使われます
 ※2 SABA:short−acting beta 2 agonist:作用時間が短いβ2刺激剤(気管支拡張剤)
 ※3 COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease):慢性閉塞性肺疾患;主に長年の喫煙が原因で発症し、呼吸機能が低下していく肺の病気。「慢性気管支炎」と「肺気腫」の2つを総称してCOPDと言われています
 ※4 厚生労働省「平成23年人口動態の概況」より
 ※5 肺に到達しやすい超微粒子化された粉末
 ※6 福地ら、NICE Study.2001年より

<メプチン(R)スイングヘラー(R)10μg吸入100回の概要>

 *参考資料・製品画像は添付の関連資料を参照

■「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」について
 「メプチンスイングヘラー10μg吸入100回」は、2005年に発売した「メプチンクリックヘラー10μg」の改良型で12製剤目として、大塚製薬連結子会社である大塚テクノ株式会社と新たに共同開発した粉末吸入器「スイングヘラー」にドライパウダー状の薬剤を充填した製剤です。粉末吸入器「スイングヘラー」はワンプッシュで1吸入分の薬剤がセットでき、さらに保管容器と一体にすることで既存品「メプチンクリックヘラー10μg」と比べて操作性や携帯性を向上させました。

■「メプチン」について
 「メプチン」は、大塚製薬が自社で開発したβ2刺激剤で、1980年に気管支拡張剤として気管支喘息、慢性気管支炎肺気腫の効能・効果で発売しました。発売以来、小児から高齢の患者さんの年齢や病態に応じた使用場面を考慮し、錠剤、顆粒、シロップ、ドライシロップ、エアゾール、吸入液、吸入粉末剤の7剤形・12製剤を開発して参りました。現在、「メプチン」は世界12カ国・地域で販売されています。

 *参考画像は添付の関連資料「参考画像2」を参照

<メプチン吸入剤の製品一覧表>

 *添付の関連資料「製品一覧表」を参照



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