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KVH、アジアのデータセンターをKVHネットワークで接続する「DCNet」サービスを提供

2014-06-23

KVH、アジアの主要100のデータセンターをKVHのネットワークで接続する「DCNet」サービスを発表

データセンター間接続におけるバースト機能を業界で初めて提供


 アジアの情報デリバリー・プラットフォームを提供するKVH株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:東瀬 エドワード、以下「KVH」)は本日、アジアの主要100のデータセンター間をキャリアクラスの新イーサネットで接続する「DCNet」サービスを、2014年8月から開始することを発表しました。また、トラフィック需要の増減に応じて帯域を調整できるバースト機能を業界で初めて提供します。

 「DCNet」は、BCP(事業継続計画)、データセンターの地理的な分散、事業拡大に伴うデータセンター利用の拡充を検討する企業などをターゲットとしており、KVHのデータセンターのみならず、主要なデータセンター間を接続することで、コロケーションおよびデータセンター間の接続において幅広い選択肢を提供します。

 企業やクラウドプラットフォームプロバイダー、サービスプロバイダーにとって、データセンターが果たす役割の重要性がますます増しています。データセンターの数やデータセンター関連サービスの増加にともない、データセンター間のトラフィック量は年間およそ26%増、2017年にはトラフィック量が530エクサバイトに達し、アジア地域において15億ドル市場になる予測です。

 このようなトラフィック量の急増に対応するためには、コスト効率が高く、素早い拡張が可能なデンターセンター間接続サービスが求められています。また、トラフィック急増の要因であるクラウドサービスの普及に伴い、企業のデータセンター、社内のITシステム、ネットワークインフラを、複数の異なるデータセンターや様々な地域に存在する顧客やビジネスパートナーと接続するサービスの需要が高まっています。

 KVHは、「DCNet」サービスを通じて東京近郊、大阪近郊、シンガポール、香港のエリアにある100のデータセンターを接続します。また、高い堅牢性、信頼性、パフォーマンスを実現する米国のデータセンター事業者であるCoresiteを通じて、米国のデータセンターとのネットワーク接続も提供します。2014年8月のサービス開始時には100Mbps〜10Gbpsのネットワーク回線の帯域を、2015年第一四半期には100Gbpsまで拡張した帯域を提供します。また、サービス形態は、ポイント・ツー・ポイント、ポイント・ツー・マルチポイント、マルチポイント・ツー・マルチポイントの3種類となります。


 「DCNet」の主な特徴は下記の通りです。

 ●オンデマンドな帯域の利用とシンプルな価格設定:トラフィックの月間利用量に応じた支払方法(Pay−As−You−grow)を採用するバースト型と、拠点間の帯域保証型の2種類の料金体系で提供されます。バースト型では、低価格なDCNetポートの月額契約をお支払いいただくだけでサービスを提供し、毎月のトラフィック利用量をメガビット単位の固定レートで支払うことが可能となります。これにより、お客様はTCOを削減し、ビジネスの成長に合わせてデータセンターを利用することができるようになります。一方、拠点間の帯域保証型サービスは、トラフィック利用量が事前に把握でき、一定の帯域で高い通信パフォーマンスを実現したいお客様に最適なサービスとなります。契約体系としては、各国の大都市内でのサービス利用を対象とした「メトロDCNet」と、海外への接続サービス利用を対象とした「インターナショナルDCNet」の2種類があります。

 ●迅速なサービス導入とアップグレードデータセンター間におけるネットワークプロビジョニングを最短2営業日で行うことができます。お客様のラックからKVHの「DCNet」設備へクロスコネクトを同一のデータセンター内で行う場合は1〜7営業日かります。また、エンド・ツー・エンドのサービス導入においては、通常6週間程度かかるところ、KVHの「DCNet」では1週間程度で接続することが可能となります。

 ●簡易化されたオペレーション:複数のデータセンター間や国々における、あらゆるデータセンター接続において単一の窓口を提供します。これにより、オペレーションを効率化することができます。また、「DCNet」のデータセンター内におけるクロスコネクトを行うこともできるため、お客様のネットワーク管理の負担を軽減します。

 ●広範囲なサービス提供エリア:2014年内にアジアおよび米国の主要な約100のデータセンター間を接続し、ビジネスパートナー、サプライヤー、サービスプロバイダーへのシームレスな接続を提供します。「DCNet」では、クラウドコンピューティングアプリケーションのサービスプロバイダー、コンテンツ配信企業、主要な通信業者などを相互接続しているデータセンターを、戦略的に選択して接続しています。

 ●様々なサービスのエコシステム:DCNetポートの契約のみで、IaaSやクラウドアプリケーションなどの様々なサービスを迅速に利用することができるエコシステムに参画することができます。これにより、お客様はビジネスのニーズにあわせてデータセンターを選択かつ利用することができるようになります。


 KVHの代表取締役兼CEOである東瀬エドワードは次のように述べています。「アジアの主な金融都市における複数の事業者の主要なデータセンターを、一つの仮想データセンタークラウドとして提供する『DCNet』は、お客様のビジネスのあり方を根本的に変える革新的なサービスです。ITがデータセンターを主体としたサービスベースへと急速に移行する中、サービスプロバイダー、コンテンツ配信企業、エンタープライズ間のシームレスなネットワーク接続が非常に重要になっています。このような需要に応え、SDN技術を活用して必要なデータ量を必要な時に利用できるオンデマンドなサービスを提供する上で、『DCNet』は非常に大きな一歩となります。『DCNet』を利用することにより、お客様はクロスコネクトのみで他のデータセンターへ接続することができるようになります。」


<KVHについて>
 KVHは、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社として設立されました。アジア地域を代表する情報デリバリー・プラットフォームとして、高品質なデータセンター設備と低遅延のグローバル・ネットワーク、拡張性の高いIT、クラウドのマネージド・サービスを、ミッションクリティカルな情報や機密性の高い情報を扱う世界中の企業やサービスプロバイダーに提供しています。
 KVHは、東京、横浜、大阪、香港、上海、シンガポール、ソウル、釜山、シカゴに拠点を構え、シームレスなグローバルITサービスを展開しています。顧客は2,000社を超え、その業種は、金融、製造、メディア、ゲーム、通信事業者、Eコマースなど多岐にわたっています。当プレスリリースに関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

 KVHは、1999年に米国フィデリティ・グループにより東京を本社として設立されました。アジア地域を代表する情報デリバリー・プラットフォームとして、高品質なデータセンター設備と低遅延のグローバル・ネットワーク、拡張性の高いIT、クラウドのマネージド・サービスを、ミッションクリティカルな情報や機密性の高い情報を扱う世界中の企業やサービスプロバイダーに提供しています。
 KVHは、東京、横浜、大阪、香港、上海、シンガポール、ソウル、釜山、シカゴに拠点を構え、シームレスなグローバルITサービスを展開しています。顧客は2,000社を超え、その業種は、金融、製造、メディア、ゲーム、通信事業者、Eコマースなど多岐にわたっています。詳しくはKVHのウェブサイトhttp://www.KVHAsia.comをご覧ください。



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