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NTTコム、タイ・バンコクに国際インターネット接続サービスの接続拠点を開設
国際インターネット接続サービス「グローバルIPネットワーク」の
タイにおける接続拠点開設について
NTTコミュニケーションズ(略称:NTT Com)は、国際インターネット接続サービス「グローバルIPネットワーク」の新たな接続拠点(Point of Presence:PoP)をタイのバンコクに拠点開設し、2014年7月1日より提供を開始します。これにより、NTT Comは世界でもインターネット関連ビジネスの成長著しいタイおよび周辺のミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナムを含むメコン地域諸国の関連事業者に向けて、IPv4/IPv6 デュアルスタックの国際インターネットへの接続を提供することが可能となります。
1.概要
6,700万人超の人口を抱え、国際インターネットトラフィックの年間成長率が約70%とインターネットの普及が急激に進んでいるタイにおいて、同国内のISP(*1)やICP(*2)より、高品質で信頼性の高いIPバックボーンへの直接接続を求める声が高まっていました。NTT Comは、急増するこれら需要に応えるため、世界各国のISPやICPと接続しているTier1「グローバルIPネットワーク」の接続拠点PoPをタイのバンコクに開設します。
今回、バンコクにPoPを開設することで、IPv6対応のTier1 IPバックボーンへの直接接続を同国・周辺国のISPやICP、およびその他インターネット関連事業者などへ提供することができるため、安定かつ低遅延な国際インターネット接続環境が構築でき、コンテンツの配信やアクセスの環境改善が見込まれるとともに、同国のICT環境の向上および同国内外におけるインターネット関連ビジネスのさらなる発展が期待されます。また、同国は地理的にメコン地域の中心に位置することから、周辺国を合わせ総人口およそ3億人のメコン地域におけるインターネット環境の改善も期待されます。
(*1)ISP:Internet Services Provider(インターネットサービスプロバイダ)の略。顧客に対して主にインターネット接続環境を提供する事業者。
(*2)ICP:Internet Content Provider(インターネットコンテンツプロバイダ)の略。顧客に対して主にインターネット上でさまざまなコンテンツを提供する事業者。
2.「グローバルIPネットワーク」について
NTT Comの「グローバルIPネットワーク」は、世界で2位、アジア地域で1位のシェアを誇る(*3)、グローバルに展開するIPバックボーンで構成された国際インターネット接続サービスです(*4)。特に太平洋間では業界最大のインターネット容量を保有しています。
今回の拠点開設は2013年のインドネシアに続く、東南アジア新興国における国際インターネットサービス展開のさらなる一歩となります。NTT Com は、引き続き新興国への積極的にサービスを展開し、アジア全体のインターネット環境の改善、ICT化の推進へ貢献していきたいと考えています。
(*3)米国Renesys Corporation社のInternet wholesale rankingによる。(2014年6月現在)
(*4)業界内で数多くの受賞歴もあり、2013年にはAsia Communication Awards「Wholesale Operator of The Year」賞(http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20130624.html)、Global Carrier Awards「Best Pan−Asian Wholesale Carrier」賞(http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20131120_2.html)、Telecom Asia Awards「Best Asian Telecom Carrier」「Best Cloud−Based Service」賞(http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20130418.html)を受賞しました。