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STマイクロ、小型・高音質オーディオ機器向けIC「SoundTerminal」の新製品を発表
STマイクロエレクトロニクス、小型・高音質オーディオ機器向けにSoundTerminal(R)の新製品を発表
デジタル・マイクからの直接入力と最高のプレイバック音質を実現するアクティブ・サウンド補正機能を統合し、MEMSマイクロフォンに最適なオーディオ・プロセッサ
コンスーマおよびモバイル機器用ICの主要サプライヤであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、新しいオーディオ処理用IC STA321MPを発表しました。同製品は、最新の超小型マイクロフォンとの直接接続が可能で、小型・低価格スピーカまたは損傷したスピーカにおいて性能の改善を可能にします。
顧客は、同製品の採用により、市場をリードする卓越した音質の超小型オーディオ機器を実現することができます。
STのSoundTerminal(R)オーディオICファミリを拡充する新製品STA321MPは、標準マイク入力に加え、MEMSデジタル・マイクロフォン用インタフェースを内蔵しています。サイズが小さく、LCDやパワー部品によるノイズの影響を受けにくいMEMSマイクロフォンは、スマートフォンなどの多機能製品に最適です。STA321MPは、MEMSマイクロフォンとの直接接続が可能なため、部品数およびコストの低減に繋がります。
また、STA321MPには、スピーカの動きを検出する小型センサとの接続が可能なMEMS入力が内蔵されています。そのため設計者は、スピーカの性能を最適化するため、STの特許取得済み技術を採用したアクティブ・サウンド補正機能を利用することができます。アクティブ・サウンド補正機能は、スピーカの歪みや損傷の補正をプロセッサが自動的に行い、酷使されたスピーカまたはコーンに破損や動作の制約があるスピーカでの高音質を可能にします。
SoundTerminal ファミリの第3世代品であるSTA321MPは、先進的な機能と性能を実現します。設計者向けのサポートとして、MEMSベースのシステム向けの完全な開発キットや、グラフィカル開発環境のAPWorkbenchなどが提供されます。
APWorkbenchにより、Sound Terminal製品の直感的な設定が可能になります。またAPWorkbenchには、アクティブ・サウンド補正のセットアップを行うための機能が含まれています。
STA321MPの主な特徴
・MEMSマイクロフォンに最適化されたオーディオ処理機能
・高効率デジタル・アンプへの直接出力
・PDM/アナログ入力、デュアルI2S入力
・低消費電力
・超薄型QFNパッケージ(高さ:1mm)
STA321MPはQFNパッケージ(7 x 7mm)で提供され、単価は1000個購入時に約$3.00です。大量購入時の単価についてはお問い合わせください。
STマイクロエレクトロニクスについて
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2010年の売上は103.5億ドルでした。
さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com
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※ 参考資料は、関連資料参照