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昭和電工、大分コンビナートで新製法を用いた酢酸エチルの生産設備が稼働
新製法を用いた酢酸エチルの生産設備が稼働
昭和電工株式会社(社長:市川 秀夫)は、大分コンビナートにおいてこれまで進めてきた酢酸エチルの新製法プラントの工事が完了したことから、本日、竣工式を執り行うとともに、プラントの操業を本格的に開始しました。
酢酸エチルは印刷インクや塗料、液晶パネルの粘着剤など幅広い用途で使用される有機溶剤です。原燃料価格の上昇や輸入品の増加等、本製品をとりまく事業環境は厳しい状況が続いていました。このため、当社は昨年、生産効率の高い当社独自の製法への転換を決定し、本プラントの建設に着手しました。
従来の製法は、原料のエチレンから合成したアセトアルデヒドを酢酸エチルに転換する2段階の製法を採用していました。今回採用した製法は、エチレンに酢酸を直接付加する当社独自の技術で、高品質の酢酸エチルを効率的に生産することが可能です。当社は本製法によるプラントをインドネシアですでに操業しておりますが、国内での実用化は今回が初めてとなります。
当社では今後も、取り巻く事業環境やお客様のニーズの変化に技術力でお応えし、高品質の製品を安定的に供給してまいります。
以上
※参考画像は添付の関連資料を参照